オリックス・吉田正 メジャー移籍へ「僕がZoomで話すこともあるかな」交渉解禁

2022年12月08日 05:00

野球

オリックス・吉田正 メジャー移籍へ「僕がZoomで話すこともあるかな」交渉解禁
母校・青学大グラウンドで自主トレするオリックス・吉田正 Photo By スポニチ
 ポスティングシステムでのメジャー移籍を目指すオリックス・吉田正尚外野手(29)が6日(日本時間7日)、米大リーグ機構(MLB)から全30球団に契約可能選手として通知され、オリックスも申請完了を発表した。交渉期間は7日から米東部時間来年1月20日午後5時(同21日午前7時)までで、譲渡金を支払う意思を持つ全ての球団と交渉できる。節目の日に神奈川県の母校・青学大で自主トレし、今後はオンラインで交渉に参加する意向を明かした。
 吉田正は「明日(8日)くらいからですかね。やっと、ここから交渉できる」と胸の高鳴りを明かし、交渉にはオンラインで自ら参加する考えを示した。

 「また次のステップに、次の段階に入ったという感じ。もう少し詰めて話ができるので。交渉は、最初は代理人が入られて…ですが、僕がZoomで話すこともあるかな、と」

 強い決意の表れと言っていい。代理人は数々の高額契約を成立させてきたスコット・ボラス氏。剛腕に任せるだけでなく直接対話も重ねて新天地を選択する方針を固めた。

 「(代理人には)家族が行くとは伝えています。環境面も含めて学校とか生活環境がいいところとか。自分がプレーする上でベストな選択を。そこは家族も応援してくれている」

 17年にゆり香夫人と結婚し、20年に長女、昨年末には次女が誕生。献身的なサポートをしてくれる愛妻と2児の存在は不可欠な原動力でもあり、生活環境も大切な条件の一つに位置づけた。

 今オフには親交の深いカブス・鈴木、ヤクルト・村上、巨人・岡本和と4人で会食。特にメジャー1年目を終えた鈴木には積極的に質問し、「試合数が多く、常に試合だから、休むことをしっかりしないといけない」などの助言を得た。施設見学などの渡米は予定せず当面は国内でメジャー公式球でキャッチボールをしたり、長いシーズンを戦い抜くための肉体強化に努める。

 現地ではヤンキースやマリナーズなど複数球団が興味を示していると報じられている。「これまでの“興味”と“オファー”では全然違ってくるので」と具体的な交渉を心待ちにした。 (湯澤 涼)

 〇…吉田正は母校・青学大の後輩にバットなどをプレゼントした。「僕の道具です。余っているやつを欲しい人がいれば…。毎年持ってきているので」。今秋は東都大学1部リーグで3位で、06年春以来のリーグ優勝をあと一歩で逃した。「優勝を目指して頑張ってほしい」とエールを送り、安藤寧則監督は「ありがたいことです」と感謝していた。 

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