【バッテリー賞】阪神・青柳 目指すは「梅野さんと完全試合」

2022年12月08日 05:15

野球

【バッテリー賞】阪神・青柳 目指すは「梅野さんと完全試合」
<2022プロ野球最優秀バッテリー賞・表彰式>副賞のイエローハットをかぶる阪神・青柳(撮影・白鳥 佳樹) Photo By スポニチ
 【「2022年度プロ野球最優秀バッテリー賞 powered by DAZN」表彰式 】 スポーツニッポン新聞社が制定する「2022年度プロ野球最優秀バッテリー賞 powered by DAZN」の表彰式が7日、東京都文京区の東京ドームホテルで開かれた。セ・リーグは阪神の青柳晃洋投手(28)―梅野隆太郎捕手(31)、パ・リーグはオリックスの山本由伸投手(24)―若月健矢捕手(27)が選ばれた。阪神バッテリーは初受賞で、山本―若月コンビは2年連続2度目の受賞。スポーツニッポン新聞社の小菅洋人代表取締役社長から、賞金100万円などが贈られた。
 セ・リーグ投手3冠の青柳は、まだ見ぬ究極の目標を掲げた。バッテリー賞を受賞した女房役の梅野と並んだ壇上。パで受賞したオリックスの山本―若月が今年6月の西武戦で達成したノーヒットノーランについての意欲を問われ、迷いなく言い切った。

 「先発ピッチャーとして、もちろんあります。そういう形を毎試合目指していく中で、できなくて完封だったり、7回で代わって勝ちがついたりなんで。梅野さんと完全試合、ノーヒットノーランできる日を楽しみにしています」

 真っさらなマウンドに上がってプレーボールの声を聞いた瞬間、まずは“最高の勝ち方”を目指すのが先発投手の本能だろう。阪神投手によるノーヒットノーランは04年井川慶(10月4日の広島戦)が最後。ロッテ・佐々木朗が今年4月10日のオリックス戦で28年ぶりに成し遂げた完全試合にいたっては、達成者16人の中に阪神投手の名前はまだない。歴史を塗り替えることは簡単なことでなくても、「毎試合目指してる部分はある」と力強くうなずいた。

 5月6日の中日戦では9回完全の大野雄と“至高の投手戦”を展開。延長10回にサヨナラ打を浴び、0―1で敗れた。大野雄は10回2死からの1安打だけで完封。準完全を目の当たりし、「大野さんが9回まで完全されてる中で投げられたのは成長した1試合」と思い返した。肌で感じた大記録に迫る“空気感”を次は自身が醸し出す日を熱望した。

 名実ともに虎投の中心となり、来季からも増えるであろう他球団のエース級との対決も望むところ。「ゼロ、1点で抑えたりするしか勝つことがない。エース級に投げ勝つことを繰り返せばチームも優勝に向かっていける。(防御率も)欲を言えば0点台で終わりたいし、目指して頑張りたい」。“完全無欠”への挑戦は続いていく。(遠藤 礼)

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