アスレチックス・藤浪 初のライブBPで156キロ 3月1日VS大谷と投げ合いへ「楽しめればいい」

2023年02月25日 02:30

野球

アスレチックス・藤浪 初のライブBPで156キロ 3月1日VS大谷と投げ合いへ「楽しめればいい」
実戦形式に登板したアスレチックス・藤浪(共同) Photo By 共同
 アスレチックス・藤浪晋太郎投手(28)が23日(日本時間24日)、ライブBP(実戦形式の打撃練習)に初登板して好投した。打者7人に30球を投げて安打性の当たりは2本。直球は最速97マイル(約156キロ)を計測した。28日(同3月1日)のエンゼルス戦でのオープン戦初先発も正式に発表され、いきなり実現する同学年の大谷翔平投手(28)との投げ合いへ、気持ちを高ぶらせた。
 藤浪はマイナーの打者相手に直球、カットボール、スプリット、カーブなどを交えて30球。安打性の当たりは2本にとどめ、5つの空振りを奪った。

 「力みもありましたし、カットが抜けたりもありましたけど、全体的にはまあまあ」

 打者1人に5球、1イニングを15球で区切るルールで30球。「真っすぐは多少押し込めるというのと、意外とカーブがタイミングを外せているという感じはしました」と自己分析し、最速97マイル(約156キロ)だった球速には「2月後半なので例年通りかな」と振り返った。

 新たな環境への適応にも手応えを感じつつある。滑りやすいとされるメジャー使用球については「若干滑るなという感じ。修正できる範囲と思います」と語り、マウンドの硬さも「特に(問題)ないです」と頼もしい。

 登板前にはマーク・コッツェー監督が、5日後のエンゼルス戦先発を発表。初の実戦登板で、いきなり大谷との投げ合いが実現する。右腕は「静かにやりたいのはもちろんですけど(周囲が)うるさくなるのは間違いないので、仕方ないことかな」と苦笑い。「(オープン戦で)勝ち負けは関係ない。楽しめればいい」と前を向いた。

 高校時代から比較されてきたライバルとの投げ合い。2イニング、35~40球の予定と明かしたスコット・エマーソン投手コーチは「2人のスーパースターが投げ合うんだな。小さいWBCみたいで、俺も楽しみだよ」と期待を込めた。(笹田 幸嗣通信員)

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