誠也 3.2野手1番乗り侍合流 大谷&ヌートバーは3日、正尚は4日にも

2023年02月25日 03:00

野球

誠也 3.2野手1番乗り侍合流 大谷&ヌートバーは3日、正尚は4日にも
3月2日から合流予定のカブス・鈴木 Photo By スポニチ
 3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する侍ジャパンのカブス・鈴木誠也外野手(28)が3月2日の全体練習(バンテリンドーム)から参加するよう調整していることが24日、分かった。大リーガーとしては宮崎強化合宿に唯一参加しているダルビッシュ有投手(36)に続き、野手一番乗り。3大会14年ぶりの世界一奪還へ、いよいよ最強メンバーが段階を踏んで集結する。
 待望だった大砲の合流時期が見えてきた。鈴木は米アリゾナ州でカブスのキャンプに参加中。20日(日本時間21日)の初日には「今はWBCのことしか頭にない。なるべく早く帰れるようにしたい」と熱望し、合流時期を調整してきた。

 侍ジャパンは宮崎で開催中の強化合宿を27日に打ち上げ、28日に名古屋に移動する。3月1、2日はバンテリンドームでの全体練習を予定し、鈴木は実戦形式の練習も行う2日から参加する方向で見通しが立った。ダルビッシュ以外の大リーガーでは最も早い合流で、野手では「一番乗り」になる。

 大リーグ所属選手は対外試合出場が大会開幕直前の6日からと制限されているため3、4日の中日戦は出場することはできない。出場可能なのは6日の阪神戦(京セラドーム)からだが、練習で内外野の連係や他の選手とのコミュニケーションなど実りの多い時間になる。清水外野守備・走塁コーチは「外野の連係を含めてコミュニケーションが必要なので、できる限り早く来てほしい」と待ち望んでいた。鈴木自身も9日の中国戦(東京ドーム)から始まる本戦に向け、時差ボケ解消を含めた体調面を整える大切な期間になる。

 17年のWBC、19年のプレミア12、21年の東京五輪と国際大会の経験が豊富。計18試合で打率・305、4本塁打と勝負強い打撃でけん引してきた。大会MVPに輝いたプレミア12と、東京五輪では全試合で4番を務め、ともに世界一に導いた。このオフには10キロ増量して、自身最重量の体重106キロにパワーアップした。今大会は4番村上の前後で支えるクリーンアップの一角を託される方向だ。

 今月上旬からキャンプ地で練習を続け「バットを振ったりはいつもより早い時期からやってきた」と調整を重ねてきた。日本では20日に、ダルビッシュが「宇田川さんを囲む会」と命名した投手会を開催。メジャー組が全員合流後には全野手参加の野手会も別に計画されていて、村上ら若手も待ち望んでいる。鈴木がJAPANのユニホームに身を包む日が近づいてきた。

 ≪他選手も続々≫ダルビッシュ、鈴木以外のメジャー組の代表合流ももう間近だ。オープン戦初登板を28日(日本時間3月1日)のアスレチックス戦に前倒ししたエンゼルス・大谷、日系選手として初めて選出されたカージナルス・ヌートバーは、日本到着が早ければ3月2日に見込まれ、その日のうちに名古屋に入り、3日の練習から参加できる可能性がある。レッドソックス・吉田については、アレックス・コーラ監督によれば、現時点では3月2日(同3日)に米国をたち、帰国の途に就く方向という。代表練習への合流は早ければ4日になるとみられる。

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