大谷二刀流勝利でWBC伝説始まる!4回無失点に追撃2点適時打 栗山監督に侍星贈呈、いくぞ世界一奪還

2023年03月09日 22:47

野球

大谷二刀流勝利でWBC伝説始まる!4回無失点に追撃2点適時打 栗山監督に侍星贈呈、いくぞ世界一奪還
<日本・中国>3回、ヌートバーの好捕にマウンドで万歳する大谷(撮影・沢田 明徳) Photo By スポニチ
 【WBC1次ラウンドB組   日本8-1中国 ( 2023年3月9日    東京D )】 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は9日、日本が入る1次ラウンドB組が東京ドームで開幕。日本は中国との初戦を見事に8-1で制した。
 注目の大谷翔平投手(28=エンゼルス)は、先発投手兼DHとして投打の二刀流で出陣した。今大会は「大谷ルール」と呼ばれる全試合DH制を採用。先発投手はDHを兼任でき、降板後もDHとして継続して出場できる。そのルールに乗り、投げては4回まで1安打無失点。スライダーを効果的に使いながらも、最速160キロで5奪三振と、危なげない投球で試合を引き締めた。

 打線も初回に4番・村上の押し出し四球で先制点を奪うと、4回だった。大谷が1死一、三塁から2番手右腕、オウ・ユイイチの低めに沈む球にバットを合わせ、左中間フェンス直撃の適時二塁打。本塁打まであと一歩という強烈な打球で、2点を追加した。塁上では「ペッパーミル」のパフォーマンスで歓喜。3回まで8四球を得ながら、なかなか追加点が奪えない重苦しいムードを吹き飛ばした。

 投手陣は2番手・戸郷が6回に反撃ソロ弾を浴びるが、7回の1死一、二塁のピンチで連続三振。すると7回先頭の牧が、値千金の1号ソロで追加点を奪う好循環となった。さらに8回は湯浅が3者連続三振に仕留め、その裏には打撃不調で苦しんでいた山田の適時打を皮切りにこの回4点を追加。最後は伊藤が締め、投打がかみ合った試合を締めくくった。

 栗山監督は、難しいと言われる初戦を快勝発進。なかでもマルチ安打に4回無失点で勝利投手となるなど投打でチームを支えた大谷の活躍が白星につながった。大谷は14年日米野球と15年プレミア12は投手限定、16年強化試合は野手限定での出場だった。侍ジャパンでの登板は、15年11月19日のプレミア12の準決勝・韓国戦以来、2667日ぶり。国際大会では初となるリアル二刀流での奮闘で、日本にとっても歴史的な一戦となった。

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