ヤンキース・ジャッジが真剣に盗塁数増加に取り組む、「投手に自分の足を警戒させたい」

2023年03月09日 12:14

野球

ヤンキース・ジャッジが真剣に盗塁数増加に取り組む、「投手に自分の足を警戒させたい」
ジャッジ(AP) Photo By AP
 ヤンキースの主砲アーロン・ジャッジ(30)が盗塁数を増やすことに真剣に取り組んでいる。スポーツイラストレイテッド誌が8日(日本時間9日)に報じた。ジャッジは21年までは17年の9個が最多で、6シーズンで24個にとどまっていた。だが、考え方を変え、22年は20個を目指し、結果16盗塁だった。昨年12月、9年総額3億6000万ドルの再契約にサインした日、走塁担当のマット・タラリココーチに「練習再開の準備はできている」とテキストメッセージを送った。再び二桁盗塁を目指す。
 なぜジャッジは盗塁を増やしたいのか。昨季は1番での起用が34試合、2番が112試合。その打順での役割や責任を真剣に考えているからだ。「ビリー・ハミルトンのような走者が一塁にいたら、相手投手は足を警戒してより速球をストライクゾーンに投げてくる。しかしながら緩い変化球が多かった。相手投手に自分の足をもう少し警戒させられれば、後ろの打順のジアンカルロ・スタントンやアンソニー・リゾに打てる球が来る。そうなればヤンキースに勝つチャンスが広がる」と説明する。

 ジャッジは昨季111四球で、うち19個は敬遠。単打は87本だった。23年からの新ルールで、ベースが大きくなり、牽制の回数が制限されるため、より走りやすくなる。この春もキャンプ地に早めに現れ、走るためのトレーニングに汗を流している。大事なのはスピード以上にテクニックだ。ブレット・ガードナーやブライアン・レイノルズのような良い走者のビデオを見て研究。良いスタートを切るための効率的なポジショニング、投手の癖の読み方…、いつ、どう、走るか。21年までのジャッジは24回盗塁を決め12度失敗していた。昨季は16回成功で、失敗はわずか3個だった。

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