新井監督「気迫感じた」広島・アンダーソンが今季初勝利 297日ぶりの白星 

2023年05月01日 06:00

野球

新井監督「気迫感じた」広島・アンダーソンが今季初勝利 297日ぶりの白星 
<巨・広>4回、オコエを投ゴロに打ち取りガッツポーズのアンダーソン(撮影・島崎忠彦) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   広島11ー4巨人 ( 2023年4月30日    東京D )】 広島・アンダーソンが297日ぶりの白星をつかんだ。2回以外は毎回走者を出しても5回3失点に食い止め、援護にも恵まれた。
 「どういう形であれ、凄く光栄なこと。みんなで一生懸命勝ち取った勝利だと思う。苦しい展開を何とか乗り越えられた。自分の球を投げきることで切り抜けた」

 最速152キロの速球には「高めを効果的に使えた」と球威があった一方、変化球を含めて、ほとんどの球が高いゾーン。同点を許した初回は巨人の走塁ミスにも救われた。2点差に迫られた4回は当たりの弱いオコエの投ゴロを素手で捕って一塁送球。新井監督が「この試合に懸ける気迫を感じた」と評した懸命な姿勢が実った。

 来日1年目の昨季はコンディション不良もあって8月6日を最後に登板がなく3勝止まり。今春オープン戦も2試合で防御率7・94の不調で、開幕後も初登板だった前回20日の阪神戦で2回4失点と打ち込まれていた。昨年5月5日の来日初登板で被安打1、7回零封の白星デビューを飾った巨人戦で再出発。「相性は分からない。一生懸命投げるだけ。戦うことで、こうやって勝利につながって良かった」。強い先発志望に沿う形で起用してくれた首脳陣に報いるには、この1勝だけでは足りないことを誰よりも分かっている。 

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