150キロ出た!霞ケ浦の右腕・木村、3回1安打無失点と好投―球速アップの要因も語る

2023年05月01日 17:04

野球

150キロ出た!霞ケ浦の右腕・木村、3回1安打無失点と好投―球速アップの要因も語る
<霞ケ浦・岩瀬日大>3回1安打無失点と好投した霞ケ浦の木村(撮影・村井 樹) Photo By スポニチ
 【春季高校野球茨城県大会準々決勝   霞ケ浦2―1岩瀬日大 ( 2023年5月1日    ノーブルホームスタジアム水戸 )】 今秋ドラフト候補の霞ケ浦の右腕・木村優人投手(3年)が最速を2キロ更新する150キロをマークするなど、3回1安打無失点と圧巻の投球で勝利への流れを呼び込んだ。接戦を制してベスト4入りを決め、「1点もあげられない状況の中、気持ちを入れて投げられた」と振り返った。
 木村はベンチスタートとなったが7回1死一塁から代打に送られると、そのままマウンドへ。7回先頭こそ安打を許したが、ここからが圧巻だった。「ギアを入れ直したというか、より力を入れた」。1死後、相手3番に対しては150キロを記録するなど中飛、続く4番も直球で一ゴロにねじ伏せ無失点。8、9回も140キロ台後半の直球で簡単に3者凡退に仕留め、8回に勝ち越した1点を守り抜いた。

 昨秋から直球の最速が5キロ上がるなど、今春、一気にスカウトの評価を上げた木村。球速アップについては「股関節を柔らかくしたことが影響している」と分析。オフ期間に股関節のトレーニングを増やしたことで投球時に踏み出す左足の歩幅も1歩広がったと言い、「そのおかげでリリースポイントも前になり、強い球が投げられるようになっている」と手応えを口にする。

 準決勝の相手は昨秋の県王者・土浦日大。準々決勝もコールドで勝ち上がるなど打力のあるチームだが木村は、「ここに勝つためにやってきた。数字とかにはこだわらず、自分の投球ができれば」と、大一番へ向け静かに闘志を燃やしている。
(村井 樹)

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