トレード加入の巨人・鈴木康が初登板 借り物ユニホームで1回2K無失点「みんなのパワーを借りました」

2023年05月20日 18:59

野球

トレード加入の巨人・鈴木康が初登板 借り物ユニホームで1回2K無失点「みんなのパワーを借りました」
<巨・中>8回から登板した鈴木康(撮影・西川祐介) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   巨人6―2中日 ( 2023年5月20日    東京D )】 オリックスからトレードで加入した巨人の鈴木康平投手(29)が8回に登板。2つの三振を奪うなど、1回を1安打無失点に抑えた。最速155キロをマークした直球を、全20球中14球投じ「今の自分の実力がどれぐらいセ・リーグのバッターに通用するのかも見てみたかった。差している感じもあった」と手応えを語った。
 18日に入団会見を行ったばかりの右腕。ユニホームは上が移籍した広岡の、下が戸郷のものでスパイクもオリックス時代のものを使用した。電撃移籍感満載の中での今季初登板に「みんなのパワーを借りました。(0点に)ほっとした」と笑顔。千葉県出身で幼少期は巨人ファンだったという29歳は「不思議というか、新鮮というか、凄い複雑な気持ち。うれしいようで、ぽわーっとしてるような感じ」と振り返った。

 救世主への期待が、球場を包んだ。ここまでイニング別最多の27失点を喫している「魔の8回」。名前がコールされると歓声が沸いた。「こみ上げるものはありました」。救援防御率5・13と苦しむチームの立て直すために声がかかり「自分のことを欲してくれて、こういう機会を与えてくれた。(期待に)応えるだけなので、しっかり腕振って、1人1人抑えていければ」と意気に感じている。

 周囲の気遣いにも感謝した。試合前練習の開始前には投手陣で記念撮影。「周りの先輩方も、後輩も気にかけてくれて声かけてくれたので、凄い溶け込みやすい」。自主トレをともにした大勢には、チームの動きなどを聞いているという。

 「そこ(8回)に自分がピースとしてはまれば、もっと楽に大勢にもつなげられるだろうし、その後のピッチャーにもつなげられると思う」と鈴木康。頼もしい右腕が加わった。

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