エンゼルス・大谷 ゴジラ以来5度目2桁10号 “トラウタニ神話”だ!アベック弾今季3戦3勝

2023年05月20日 02:30

野球

エンゼルス・大谷 ゴジラ以来5度目2桁10号 “トラウタニ神話”だ!アベック弾今季3戦3勝
<オリオールズ・エンゼルス>3回、2ランを放ったトラウトを迎える大谷(撮影・会津 智海) Photo By スポニチ
 【ア・リーグ   エンゼルス6ー5オリオールズ ( 2023年5月18日    ボルチモア )】 エンゼルスの大谷翔平投手(28)が18日(日本時間19日)、オリオールズ戦に「3番・DH」で出場。初回に10号先制ソロを放ち、8回は決勝の適時内野安打でチームの連敗を2で止めた。メジャー5度目の2桁本塁打は、日本選手では松井秀喜の7度に次ぐ2位で、3年連続はその松井秀喜、福留孝介に並び最長。同じく10号を放ったマイク・トラウト外野手(31)とのアベック弾は今季3度目で、全勝となった。
 最後は右手一本。軽く払っただけのような打球が伸びた。初回、大谷が、右腕ウェルズの外角高めのチェンジアップを右翼席最前列へ先制10号ソロ。打球速度100・3マイル(約161・4キロ)、飛距離378フィート(約115メートル)は今季自身“最遅&最短”の一発だった。

 フィル・ネビン監督が「初回の先制弾はチームにとって大きかった」とうなった一発。それだけで終わらないのが大谷だ。同点の8回2死満塁、左腕コローンからの痛烈な一塁左へのゴロは好捕されたが、全力疾走の内野安打で三塁走者が生還した。今季5度目の決勝打。オ軍のブランドン・ハイド監督は「映像で見返したけど、大谷は脱獄映画のよう(な走り)だった」と快足に脱帽した。

 打ってよし、走ってよしの二刀流。ちゃめっ気でも注目を浴びた。チームメートとの恒例の試合前の儀式。外野手のミッキー・モニアクの前で、両手を頭上で広げて耳に見立てた「ミッキーマウス」ポーズが中継で紹介され“バズった”。

 3回には盟友・トラウトが、メジャー11度目で2年連続の2桁となる10号2ランを放った。2試合連続無安打だった前日の試合後、タブレット端末でお互いの打撃フォームを確認しトラウトが「やっていることを継続しよう」と大谷に声かけ。アベック弾は今季3度目で3戦3勝となりトラウトは「“トラウタニ・ホームラン”だね。我々2人がホームランを打つことは良いこと。チームが勝利するチャンスが多くなる」と満足げだった。

 負ければ借金生活突入の危機を救い、チームは再び貯金1。チーム45試合目での10号は、46本塁打でMVPとなった21年の30試合に次いで自身2番目に早い。すでに投手では5勝で18勝&36発ペース。4戦で1勝&2本塁打と二刀流で躍動し、ベーブ・ルース生誕の地・ボルティモアを後にした。(笹田 幸嗣通信員)

 ≪通算25度目で17勝8敗≫大谷とトラウトのアベック弾は通算25度目で17勝8敗(勝率・680)。いずれも2番・トラウト、3番・大谷の並び。2者連続弾は過去7度あり、今季のアベック弾は2度とも2者連続弾だった。また、大谷が唯一1桁本塁打(7)だった20年は、コロナ下で60試合制の短縮シーズンだった。

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