阪神・中野 自己最長15試合連続安打が千金タイムリー 「つなぐ気持ちだけを持って打席に入った」

2023年05月28日 06:30

野球

阪神・中野 自己最長15試合連続安打が千金タイムリー 「つなぐ気持ちだけを持って打席に入った」
<神・巨>ファンに手を振る中野(撮影・平嶋 理子) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神3―2巨人 ( 2023年5月27日    甲子園 )】 阪神・中野の適時打の価値は計り知れない。7回に近本が均衡を破った直後、2死二、三塁で2点中前打。代わったばかりの大江の直球をとらえ、3点差に広げた。9回に1点差に詰め寄られただけに、自己最長を更新する15試合連続安打となったこの一本が事実上、勝利を呼び込んだ。
 「自分の前で近本さんが先制点を取ってくれたので、楽な気持ちで打席に入れた。ピッチャーが代わったが、つなぐ気持ちだけを持って打席に入った」

 45試合目で21打点をマークした。36打点だった1年目、25打点だった昨季とは比較にならないほどのハイペースで、走者を還し続けている。その要因は、心の持ち方にある。

 「この2年間はチャンスで気持ちが入ってしまって、逆にボール球に手を出していたことがあった。チャンスの時も、チャンスメークの時も、あまり気持ちを変えずに打席に入っている」

 初回にはリーグトップの10個目の犠打を決め、3年連続で2桁に到達した。打って良し、つないで良しの2番が、連勝街道を引っ張っている。(倉世古 洋平)

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