打率10割さすが満塁男や! 阪神・大山、7回トドメの二塁打 チーム初8連勝で交流戦へ「いい準備する」

2023年05月29日 05:15

野球

打率10割さすが満塁男や! 阪神・大山、7回トドメの二塁打 チーム初8連勝で交流戦へ「いい準備する」
<神・巨>7回、大山は左翼線に2点適時二塁打を放つ(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神4―1巨人 ( 2023年5月28日    甲子園 )】 絶好のシチュエーションだった。今季の阪神・大山は満塁機で打つ。それを見事に体現した。1点を勝ち越した直後に巡ってきた打席。なおも7回1死満塁の場面だ。すでにお祭り騒ぎとなっていた虎党を、背番号3がさらに沸かせた。
 「(打席前に)いろんなシチュエーションは準備していました」

 初球だ。4番手の三上が投じた内角直球を引っ張り込んだ。痛烈な打球は左翼線に転がる2点二塁打。目の前でノイジーが、勝ち越し打を放ったことで気持ちに余裕が生まれた。「シェル(ドン)に感謝したい。才木も頑張っていたので。1点でも多くという気持ちがあった」と充実感をにじませた。

 1番・近本が得点圏率の鬼ならば、4番・大山の満塁男ぶりも健在だ。今季の満塁機は驚異の打率10割(4打数4安打)で、打点は9へ伸ばした。昨季、打率・538(13打数7安打)、17打点を残し、すでに「満塁男」のイメージは定着しつつあっても、2年連続となれば本物。最優先すべき仕事は打点だと自覚しているからこそ、チャンスになればなるほど燃える。打点数は30打点でリーグトップを走る佐藤輝、DeNA・牧に迫るリーグ3位の29打点だ。

 チームは8連勝での交流戦突入は球団史上初。またチームはこの日の勝利で通算5555勝となった。「アレ」へ向けて勢いは加速するも、慢心や油断は一切ない。「気を引き締めるところは引き締めてやっていくことが大事。交流戦に入って(普段)戦わないチームと戦うのでいい準備をしていきたい」。足元を見つめる不動の4番は手綱を締め直した。(石崎 祥平)

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