阪神・中野 「鳥谷塾」で苦手打球の克服や 来春キャンプで「名手の心得」学ぶ

2023年12月31日 05:15

野球

阪神・中野 「鳥谷塾」で苦手打球の克服や 来春キャンプで「名手の心得」学ぶ
2月、宜野座キャンプで、鳥谷敬臨時コーチ(右)の指導を受ける中野(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 “鳥谷塾”で苦手打球を克服だ。阪神・中野が、来春キャンプで臨時コーチを務める球団OBの鳥谷敬氏から、「名手の心得」を学び取る考えを示した。
 「鳥谷さんが今年、来られた時に1年間戦うためにはなるべく(力を)抜いて投げることとか、捕ることとか、(体の)使い方をいろいろ教えていただいた。その辺はもう一回、教えてもらいたい」

 さらなる高みへ、貪欲に「イズム」を吸収する。遊撃から二塁へと転向した23年シーズンは、22年まで10年連続で二塁手のゴールデングラブ賞を獲得していた広島・菊池を抑え、同賞を初受賞。とはいえ、失策数はリーグワーストタイの9を数えた。露呈した課題は自覚している。特に「左打者のトップスピンのかかったゴロ」と分析。その代表例として挙げたのが、巨人・吉川の打球だ。

 「吉川さんとか(手首を)こねて打ってくる打者の一、二塁間の打球のトップスピンで結構さされてしまうのが多かった。そういう打球に対してどうするか、というところを考えていかないと」

 課題克服の鍵となるのが、打球への入り方や距離感。そこで遊撃4度、三塁1度のGG賞獲得を誇る鳥谷氏に「その辺をいろいろ聞いていきたい」。今春も教わった脱力守備に磨きをかけつつ「トップスピンがかかった打球に対してうまく自分が(打球に)回り込んでいくか。その辺も考えて」と対策を講じる算段だ。加えて「出るところは出て下がるところは下がる。

 そのメリハリ、バウンドの合わせ方が一番うまい」と教科書のような広島・菊池の守備も動画などを見て参考材料にする。トップスピン打球克服の先にチーム、そして自身の2年連続“トップ”を見据える。 (石崎 祥平)

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