ブレーブスが三振奪取王2度の剛腕クリス・セールをトレードで獲得 プレーオフで活躍できる先発

2023年12月31日 08:50

野球

ブレーブスが三振奪取王2度の剛腕クリス・セールをトレードで獲得 プレーオフで活躍できる先発
クリス・セール投手(AP) Photo By AP
 ブレーブスがトレードでレッドソックスのクリス・セール投手(34)を獲得した。交換に差し出したのは若手有望株のボーン・グリソム内野手(22)。大リーグ公式サイトが30日(日本時間31日)に報じている。
 セールの24年の年俸は2750万ドル(約38・8億円)と高額だが、レッドソックスは同時に1700万ドル(約24億円)をブレーブスに送っている。セールの契約にはノートレード条項が含まれていたが、本人がそれを破棄し、トレードが成立した。ブレーブスのアレックス・アンソポロス編成本部長は「セール投手はプレーオフで活躍できるタイプの先発。このオフの私たちのターゲットはそういう戦力だった。彼が確実にシーズン最後まで投げ続けられるようにしていきたい」と話している。

 16年12月にトレードでホワイトソックスからレッドソックスに移籍したセールは、17年、18年はア・リーグサイヤング賞投票で2位、4位に入る活躍、18年は世界一達成に多大な貢献をした。レッドソックスは活躍に報い、20年から24年、5年総額1億4500万ドルの契約延長を与えている。しかしながらこの契約延長はうまくいかなかった。20年は左ひじ側副靱帯再建術(通称トミージョン手術)を受け全休。22年もわき腹、右手首を痛め、2試合、5・2イニングしか投げられなかった。23年は20試合に先発、102・2イニングを投げ、6勝5敗、防御率4・30。直球の平均速度は93・9マイルだった。

 アンソポロス編成本部長は「このオフ、セール投手は久しぶりに普通のオフシーズンを送れているから」と獲得の理由を語っている。25年については年俸2000万ドル(約28億円)でブレーブスに選択権がある。

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