大谷翔平 3戦連続マルチ安打 初回に自己最長タイ3戦連発11号でMLB単独トップ 2盗塁もマーク

2024年05月07日 12:21

野球

大谷翔平 3戦連続マルチ安打 初回に自己最長タイ3戦連発11号でMLB単独トップ 2盗塁もマーク
初回、3戦連発とする11号を放ち、ダイヤモンドを一周するドジャース・大谷(撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 【ナ・リーグ   ドジャース―マーリンズ ( 2024年5月6日    ロサンゼルス )】 ドジャースの大谷翔平投手(29)が6日(日本時間7日)、本拠でのマーリンズ戦に「2番・DH」で先発出場。初回にメジャー自己最長タイ3戦連発とする今季11号を放った。3戦連発はエンゼルス時代の昨年7月16~18日以来2年連続7度目。この一発で年間48発ペースとなり、2021年にマークした自己最多46本塁打を上回るペースとなった。この時点で本塁打はMLB単独トップに立った。第3打席でも安打を放ち、これで3試合連続マルチ安打とした。
 大谷のバットが止まらない。3回にテオスカー・ヘルナンデスにこの試合チーム4本目の一発が飛び出し、6―3とリードを広げた4回だった。1死一塁で第3打席を迎えると、カウント1―1からチェンジアップにタイミングを外されながらも右手を伸ばして101.2マイル(約162.8キロ)の打球で一、二塁間を破った。さらにこの後大谷は今季8個目の盗塁となる二盗を決めたが、後続が倒れて追加点は奪えなかった。

 大谷は6―3の6回に四球で出塁すると、2死一、三塁となってからこの日2個目、今季9個目の二盗に成功。バットだけでなく足でも魅せたが、この回も追加点にはつながらなかった。

 初回に2点を先制された直後の攻撃で大谷の好調のバットが火を吹いた。先頭のムーキー・ベッツが四球で歩くと、続く大谷はカウント2―2から外角高めの速球を強振。107.6マイル(約173.1キロ)、27度の角度で飛び出した打球は441フィート(約134.4メートル)の飛距離でバックスクリーンへ飛び込んだ。大谷はこれで4日のブレーブス戦の最終打席から6打席連続安打とした。続くフレディ・フリーマンにも一発が飛び出し、あっさり逆転。ドジャースでは今季初の2者連続本塁打となった。

 チームは2回に同点に追いつかれたが、打線は直後の攻撃でジェームズ・アウトマンに2ランが飛び出し、すぐさま勝ち越した。大谷はこの後、1死走者なしで打席が回ったが、カウント1―2から内角のフロントドアのシンカーにバットが出ずに見逃し三振に倒れた。

 5日は今季初の1試合2本塁打を含む4打数4安打3打点と大暴れし、ナ・リーグ東地区6連覇中の強豪ブレーブス戦のスイープに貢献。2本目の10号は464フィート(約141・4メートル)とドジャース移籍後最長弾となった。2本とも中堅方向への一発で「単純にあそこにホームランがしっかり入る、打球が打てる確認が取れると、他の球に対するアプローチが変わってくる。あれが1本出るかどうかってのが気持ち的にもアプローチ的にも大事」と好感触を口にしていた。

 チームは5月に入ってここまで4戦全勝で貯金は今季最多の10。「(ブレーブスは)素晴らしいチームですし、みんな気合も入ってたんじゃないかと思います。素晴らしい打線相手にまず投手陣が素晴らしいピッチングをしたのが一番じゃないかと思います」と話していた。

 試合前にはナ・リーグの週間MVPを受賞した。昨季まで所属したアメリカン・リーグのエンゼルスでは7度受賞しているが、ドジャース移籍後は初の受賞。日本選手最多を更新する通算8度目の受賞で、両リーグでの受賞は日本選手としては野茂英雄、イチローに続き、3人目となった。

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