もう一回、甲子園で本塁打を打った時に阪神・原口へ「おめでとう」と言いたい

2024年07月08日 05:15

野球

もう一回、甲子園で本塁打を打った時に阪神・原口へ「おめでとう」と言いたい
<神・D>原口(中央)と喜びを分かち合う選手たち(撮影・岸 良祐) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神6-5DeNA ( 2024年7月7日    甲子園 )】 【記者フリートーク】原口は本当に野球が好きなんだなと思う。昨年3月15日。オープン戦のため東京に移動後、東京ドームの明かりと歓声にフラッと吸い寄せられたという。同日行われていたWBCのキューバ対オーストラリア。3000円で当日券を購入し、一塁側スタンドで観戦した。知った選手もいない。どちらかを応援もしていない。それでも勝利したキューバナインの笑顔を見て「もっともっと喜びを分かち合いたいな」と自身のエネルギーにした。
 18年1月7日、ある新年会で原口と同席した。「飲まないの?」「明日、再検査なんですよ」。特に気にすることもなく、原口に注がれたビールで酔った。数日後、病名を知って声が出なかった。

 昨年の日本一、そして今年1月に発表された大腸がんの完治。勝手に応援してきたし、その時々でおめでとうと言ってきたが、まだもう一回、甲子園で本塁打を打った時に言うつもり。そして今度はビールを注ぎたい。(遊軍・畑野 理之)

おすすめテーマ

2024年07月08日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム