×

阪神・岡田監督 継投ズバッ「特に良かった」桐敷を回またぎ投入 岩崎温存しG零封リレー

2024年07月16日 05:15

野球

阪神・岡田監督 継投ズバッ「特に良かった」桐敷を回またぎ投入 岩崎温存しG零封リレー
<巨・神>4勝目のビーズリー(右)は岡田監督とハイタッチ (撮影・西川祐介) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神2―0巨人 ( 2024年7月15日    東京D )】 阪神・岡田監督の継投策がズバリ決まった。6回94球のビーズリーを「十分十分、だいたい100球メドで」とスパッと代え、7回に石井を投入。打率リーグトップで2安打の丸を2死一塁で迎えたところで左腕の桐敷をぶつけるきめ細かさを見せた。桐敷には回をまたがせて8回も託し、9回はゲラで締めた。2点差を守り切り、結果的に岩崎の温存にも成功した。
 「今日は1人を休ませるつもりでね。桐敷もイニングまたぎになったので、明日は休ませようかな」

 球宴休みまで残り6試合目のラストスパートを感じさせる先手先手の投手起用。16度の中日に次いでリーグ2番目に多い15度目の零封に導き、7月好調の巨人を全く寄せ付けなかった桐敷には惜しみない称賛を送った。

 「まあずっといいし、今日は特に良かったな」

 打者4人に対して1人も走者を出さず、3奪三振。本人も「打順は上位で、一発がある打線で調子もいいので、そこ(低め)を意識していた」と会心の投球を振り返った。最初の打者の丸を外角いっぱい149キロ直球で見逃し三振に仕留めて「納得いくボールを投げられた」と波に乗り、チーム最多39試合の登板の疲労をみじんも感じさせなかった。

 巨人とは5月26日以来、約2カ月ぶりの対戦。岡田監督は「久しぶりやなと阿部(監督)にも言うた。あまり対戦がなかったもんな」と言葉を交わしたという。首位だった前回とは順位が替わって追う立場。必勝の気迫が4投手のリレーに表れた。3連戦に先勝し、セで唯一黒星先行だった対戦成績も五分に戻した。
(倉世古 洋平)

おすすめテーマ

2024年07月16日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム