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報徳学園・今朝丸 修正力で5回零封「打者の反応を見て遊びの投球をすることがテーマ」

2024年07月19日 06:00

野球

報徳学園・今朝丸 修正力で5回零封「打者の反応を見て遊びの投球をすることがテーマ」
<星陵・報徳>3回、見逃し三振を奪い吠える報徳・今朝丸(撮影・中辻 颯太) Photo By スポニチ
 【第106回全国高校野球選手権兵庫大会4回戦   報徳学園8―0星陵 ( 2024年7月18日    ベイコム尼崎 )】 今秋ドラフト1位候補として文句なしの投球だった。最速151キロ右腕の報徳学園・今朝丸裕喜(3年)が5回を無四球無失点の好投で5回戦進出に貢献。「前回はアップアップになった。打者の反応を見て遊びの投球をすることがテーマでした」。カーブを有効活用するなど投球の幅を見せながら、被安打を内野安打1本に抑えた。
 5回4失点に終わった舞子との2回戦以来、今夏2度目の登板だった。3回戦の姫路工戦では「右腕二枚看板」の一角、間木歩(3年)が4回無失点の好投。ボール球も用いて配球を組み立てる同期の投球術に「自分は追い込んでからの球が甘かった。間木の投球が自分の収穫になった」と学んだ。今回の3奪三振は、全て外角直球を結果球とする見逃し三振。勝負を急いだ前回の反省を生かした。

 球場では巨人やオリックスなどNPB6球団のスカウトが視察。阪神の熊野輝光スカウトは「そういう(ドラフト1位候補)感じになってくると思う」と高校生投手ではトップクラスの評価を与えた。 (河合 洋介)

 ◇今朝丸 裕喜(けさまる・ゆうき)2006年(平18)6月2日生まれ、神戸市出身の18歳。小3から横屋川井少年野球部で野球を始めて投手。中学では関メディベースボール学院に所属。報徳学園では背番号10でベンチ入りした2年春から2年連続選抜準優勝。50メートル走6秒5、遠投100メートル。1メートル88、80キロ。右投げ右打ち。

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