【甲子園】決勝打の神村学園・今岡「お兄ちゃんを超える結果を」兄・歩夢は主将で昨夏4強

2024年08月10日 14:52

野球

【甲子園】決勝打の神村学園・今岡「お兄ちゃんを超える結果を」兄・歩夢は主将で昨夏4強 — ＜神村学園・木更津総合＞　7回、勝ち越しの適時三塁打を放ちガッツポーズの神村学園・今岡　（撮影・亀井　直樹） Photo By スポニチ

【第106回全国高校野球選手権大会第4日・1回戦神村学園8－5木更津総合（ 2024年8月10日甲子園）】神村学園（鹿児島）は木更津総合（千葉）とのシーソーゲームを制し、4強入りした昨年に続く初戦突破となった。

　3－4の7回1死二塁から2番・入来田華月（2年）の中越え適時二塁打で追いつくと、3番・今岡拓夢（2年）が継投したばかりの相手2番手・石沢の初球を狙い澄まし、前進守備の左翼手頭上を越す適時三塁打で勝ち越しに成功。これが決勝点となり、こん身のガッツポーズで喜んだ。

　継投しばかりの相手投手の初球打ちに「映像は見ていた。思ったより投球練習の時に球が速くて…。前のバッターがつないでくれた。ここは絶対に打たないといけないと。気持ちで打ちました」と胸を張った。

　第3打席までは凡退が続いていたが「打てなくても引きずってはダメ」と言い聞かせ、4打席目で殊勲打とした。

　昨夏は1年生ながら背番号「16」で出場し、兄で主将だった歩夢とともに4強入りに貢献。「何回やっても甲子園での野球が一番楽しい」と聖地でのプレーは格別と語る。

　現在は金沢学院大でプレーする兄・歩夢からは鹿児島大会優勝後に「頑張れよ」と励まされたと明かし、「お兄ちゃんがチームをめっちゃ引っ張ってベスト4まで行った。自分も引っ張っていってお兄ちゃんを超える結果を残したい」と兄超えの全国制覇を誓った。

　小田大介監督も「今岡にはスター性を感じる。プロ野球とかそういう世界に行ってもらいたい選手。兄は努力家だったけど弟は感覚派。いい選手です」と称えた。