大谷翔平の本塁打球ゲットでMVPトリオコンプリート 熱中するファンの中で冷静判断光る「ラッキー」

2024年08月10日 12:40

野球

大谷翔平の本塁打球ゲットでMVPトリオコンプリート 熱中するファンの中で冷静判断光る「ラッキー」
大谷翔平のホームランボールをゲットしたエリック・ロドリゲスさん(撮影・奥田 秀樹通信員) Photo By スポニチ
 【ナ・リーグ   ドジャース―パイレーツ ( 2024年8月9日    ロサンゼルス )】 ドジャースの大谷翔平投手(30)が9日(日本時間10日)、本拠でのパイレーツ戦に「1番・DH」で先発出場。第2打席で3試合ぶりの一発とするリーグ単独トップの35号2ランを放ち、試合前に並ばれていたブレーブスのマルセル・オズナ外野手(33)と再び1本差をつけた。
 初回全球真っすぐで3球三振に打ち取られた右腕ケリーにやり返した。1―0の3回1死一塁の第2打席。カウント1―2から4球目の膝元に沈むスライダーをすくい上げると、手応えは完璧で確信歩き。打球は448フィート(約136.5メートル)先のバックスクリーンで弾んだ。打球速度は113.9マイル(約183.3キロ)で打球角度は30度だった。

 大谷のホームランボールをゲットしたのが、宅配会社「UPS」で35年間勤務していたエリック・ロドリゲスさん(56)だ。ホームランボールは中堅フェンスで弾んで、グラウンド内へ落ちたが、パイレーツの中堅テイラーが気を利かせて投げ返したボールをキャッチ。「パイレーツのセンターがそのボールを拾って、私の座っていたスタンドめがけて投げ入れてくれた。その時、私の周りの人たちはベースを回る翔平を見ていて、外野手が拾ってこっちに投げたのを見ていなかった。だから私がキャッチできた。すごくうれしかった。みんなはベースを回る翔平を見ていて、外野手の動きに反応しなかった。私はボールに集中していました。よし、ラッキーだと思いました」と満面の笑みを浮かべた。

 これまでフリーマンとベッツの本塁打ボールをキャッチしており、大谷で3度目。これでMVPトリオのホームランボールを全てゲットしたことになる。「かなり運が良かった。神様に感謝している。ホームランボールはキープする。これまでの2つも大切に保存している」と話した。

 4歳の時からの生粋のドジャースファン。「初めて父が私をドジャースの試合に連れて行ってくれたのは、1974年、私が4歳の時だった。以来、ドジャースの試合に通い続けている。シーズン中に30~35試合くらい訪れます。25年間、10年くらい前まではシーズンチケットを持っていたが、仕事の関係で球場にあまり行けなくなった。でも今年引退したので来ることができる」と話した。

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