ソフトバンク 太田利亨リハビリトレーナーは選手の個性に合った声かけを意識

2024年10月22日 06:00

野球

ソフトバンク 太田利亨リハビリトレーナーは選手の個性に合った声かけを意識
ソフトバンク・川原田(右)のキャッチボールを笑顔で見守る太田リハビリトレーナー(撮影・杉浦 友樹) Photo By スポニチ
 いつも明朗快活。ソフトバンクの太田利亨リハビリトレーナー(40)がリハビリ組の選手たちを明るく照らしている。全力で最善を尽くすことがモットーとした上で「一歩引かないと見えてこないところもある」と俯瞰(ふかん)で見ることも大事にしている。
 ホークスと縁があったのかもしれない。野球少年だった中学時代に右肩を痛めてボールを投げられなかった時期があった。その時に工藤公康元監督のドキュメンタリー番組を見て、選手たちに寄り添うトレーナーに興味を持った。高校卒業後は中京大に進学し、野球部の学生トレーナーとしてトレーニングメニューも作成した。卒業後に中部学院大でさらに4年間学んだ。理学療法士の勉強をするためだった。「中日でメディカルコーチの経験がある先生がいて学びたかった」という努力家だ。

 16年に現在の仕事に就いた。4軍制を敷くチームにはいろんな性格の選手がいる。とにかく真面目な大卒育成2年目の宮崎には適度に息を抜く大事さを教えるなど、選手の個性に合った声かけで接している。「リハビリはメンタル面がどん底の状態で入ってくる。一日でも早く戻れるように」と選手を懸命にアシストをしている。(杉浦 友樹)

 ◇太田 利亨(おおた・としゆき)1984年(昭59)4月12日生まれ、千葉県出身の40歳。長生高から中京大、中部学院大。12年から14年まで中日でトレーナー。16年から現職。

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