広島・大瀬良 “ガス欠”反省…今秋はウエートトレ&走り込み中心にスタミナ強化 来季は2桁勝つ!

2024年10月22日 05:45

野球

広島・大瀬良 “ガス欠”反省…今秋はウエートトレ&走り込み中心にスタミナ強化 来季は2桁勝つ!
広島・大瀬良 Photo By スポニチ
 広島・大瀬良大地投手(33)が21日、マツダスタジアムで自主トレを行い、7年ぶりのリーグ優勝を目指す来季に向けて「2桁は勝ってないといけない」と4年ぶりの2桁勝利を目標に掲げた。9月に失速した反省から、今秋はウエートトレーニングや走り込みを中心に、スタミナ強化を図る考えを示した。通算100勝まで13勝に迫っており、来季の節目の記録到達にも意欲をのぞかせた。 
 大瀬良は34歳シーズンとなる来季について、4年ぶりの2桁勝利を目標に掲げ、さらなる進化を期した。

 「勝つには(野手の)力を借りなくてはいけないが、先発投手として2桁は勝っておきたい。今年は1カ月、2カ月分(スタミナが)足りなかった。ウエートでは負荷をかけた中で体の強さを出したいので、重量をしっかり持ってやっていて、ランニングもシーズン中より強度を上げてやっている」

 今季は25試合に先発。155回を投げて3年ぶりに規定投球回に到達するなど、6勝6敗、防御率1・86の成績を残したが、勝ち星が伸びなかった。その背景に登板時の1試合平均1・28点と援護の少なさがあったものの、9月はチームの失速とともに、自身も4試合で0勝3敗、防御率5・31と苦しんだ。

 「“1点取られるとまずいな”って、簡単にストライクゾーンに投げられず、四隅を狙ってしまっていた」

 不調の要因について心理面の影響も否定しなかったが、最終盤で“ガス欠”した反省を踏まえ、今秋はウエートトレーニングや走り込みでスタミナ強化を図り、肉体改造に着手。昨秋は右肘手術の影響で練習の制限もあったが、今年は、ほぼ毎日球団施設で汗を流し、強化に励んでいる。

 大きな刺激を受けたのは、2学年上の巨人・菅野の姿だ。大学2年時の日米野球でともに日の丸を背負うなど親交がある。「今年はこれまでより進化した姿を見させてもらいながら、シーズン中も“凄いな”と思いながら“俺も頑張ろう”と思わせてもらっていた。僕もしっかり自分自身を見つめて、レベルアップしていきたい」。菅野は35歳を迎えた今季、両リーグ最多15勝。自身も年を重ねて、さらに進化を求める。

 2桁勝利を目指す先に、節目の数字も待っている。NPB通算100勝まで13勝に迫っており、「いろんなかみ合わせが良ければ到達できるのかな」と意欲をのぞかせた。エースの務めを果たすべく、歩みを進めていく。 (長谷川 凡記)

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