村田V2戦“因縁の敵”浮上!20戦全勝ファルカンとロンドン五輪決勝再現も
2018年04月16日 05:44
格闘技
だが、村田サイドからすると世界選手権を含めアマで2戦2勝している相手とプロでも対戦するメリットがなく、米国で知名度の低いファルカンを破っても今後のビッグマッチにつながりにくい。32歳という村田の年齢もあり、本田会長は「できれば米国人選手とやらせたい。早くビッグマッチをやりたい」と米国でのアピールを最優先させるという。
ミドル級では5月5日に予定されていた3団体統一王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)とサウル・“カネロ”・アルバレス(メキシコ)の再戦がカネロの薬物違反により中止。カネロは出場停止処分の可能性があり「頂上決戦」の見通しは立っていない。一方でIBFはゴロフキンにデレビャンチェンコ(ウクライナ)との指名試合を迫り、WBCも暫定王座決定戦(チャーロ―センテノJr)を設けるなど今後が不透明だ。夢の「東京ドームでゴロフキン戦」実現には、村田も流れに乗るだけの存在感を示す必要がある。
◆エスキバ・ファルカン 1989年12月12日生まれ、ブラジル・エスピリト州出身の28歳。11年世界選手権ミドル級準決勝で村田に敗れて銅メダル。12年ロンドン五輪同級でも決勝で村田に敗れて銀メダル。14年12月プロデビュー。今年3月10日に1回KO勝ちしてプロ20戦全勝(14KO)。身長1メートル79、リーチ1メートル85の左ボクサーファイター。