メイウェザー、天心泣かせた 衝撃139秒KOで“10億円”ゲット
2019年01月01日 05:30
格闘技
超VIP待遇で臨んだ。全選手参加の午後3時からの開会式に姿はなかった。関係者は「午後7時ぐらいに来るのでは」と予想していたが、会場入りは試合開始2時間前の午後9時すぎ。都内の高級ホテルで英気を養い、臨戦態勢を整えた。
ハンデも意に介さない。147ポンド(約66・7キロ)のリミットでパスしたメイウェザーに対し、那須川は62・1キロだった。双方が8オンスグローブで戦う予定だったが、体重差を考慮した主催者サイドが10オンスグローブの着用を要求。「その方が合理的」とあっさり了承したが、破壊力は変わらなかった。
試合前は那須川をなめるような発言もあったが、拳を交えると見方を変えた。「那須川は若いライオン。成長する余地がある。一生懸命頑張ってもらいたい」と評価した。
一夜で数十億円もの大金を得る「マネー」と呼ばれる男は、自身のインスタグラムで「私が東京で9分間のスパーリングで900万ドル(約10億円)を稼ぐと言ったら、どうする」とファイトマネーを想像させる投稿までアップした。結果は9分どころか139秒でのTKO。900万ドルが事実なら、1秒あたり712万円の稼ぎとなる。2泊3日の滞在で衝撃を残したメイウェザーは、やはりスーパースターだった。