【村田という男】的外れな質問通用しない本物のプロ
2019年07月13日 08:05
格闘技
そして、その肉体をつくり上げた思考に興味を持った。彼は常に「評価は他人がするものであって自分がするものではない」というスタンスを貫き、言い訳をしない。ただ、原因は分析し、説明もしてくれる。アスリートであり、本物のプロフェッショナル。こちらが的外れな質問をすれば、あっさり突き放す。プロに接する以上は取材する側もプロとしての自覚を持つべきだと気付かせてくれた。
野球を始めた息子のことをうれしそうに話す“パパの顔”には人間味があり、金メダリストとか世界王者とか肩書に関係なく、魅力的な人だと思う。(18年~担当・大内 辰祐)