西田凌佑 プロ3戦目で元日本王者の大森将平を撃破
2020年12月19日 15:02
格闘技
この試合は2度延期されていた。8月は新型コロナウイルスの感染拡大で、11月は前日計量の際に大森が脱水症状となったため。先月延期された際は、体重調整を1週間だけ解除してリフレッシュ。体重は5キロ戻ったものの、減量をやり直して臨んだ。「体はしんどかったけど、モチベーションは高かったので」。その苦労が実って大森を破り、戦績は3戦3勝1KO。日本ランク入りを確実にした。「これで強い人とやれる。しっかり頑張って、まず日本チャンピオンになりたい」と意気込みを新たにした。
現役時代は六島ジムに所属した元WBA世界スーパーフライ級王者で、近大ボクシング部の名城信男監督(39)が応援に駆けつけた。「うれしい。試合が決まった時は“負ける”と思っていた。もともと前の手(ジャブ)はうまかったけど、ディフェンスも良くなったし、メチャクチャ強くなっている」と教え子の勝利を手放しで喜んだ。