村田デビュー相手、柴田明雄さん 最高の結果で“マックをおごる男”にしてくれ
2022年04月08日 05:30
格闘技
「つらい記憶のままやめたくなかった」と現役を続け、「いつか再戦したい」という思いをモチベーションに東洋太平洋タイトルを5度防衛。再戦の機会はないまま、16年3月の試合を最後に引退した。翌17年10月にWBA王座を獲得した村田は、ゴロフキンと歴史的一戦に臨む。
柴田さんは「単純に一ボクシングファンとして凄く興奮するし、感動するし、尊敬もしています。“日本人がミドル級でここまで来られるんだ”という驚きもあります」と心境を語り、「村田君に勝ってほしいので、100%の力を出せて最高の結果が出るように祈っています」とエールを送った。
現在も村田との親交は続く。「試合が終わったら遊びに来てくれる約束なので、マクドナルドをおごります。“村田にマックをおごる男”って、なんかカッコ良くないですか?」。柴田さんは笑顔で再会できることを信じている。(特別取材班)=終わり=
◇柴田 明雄(しばた・あきお)1981年(昭56)11月19日生まれ、横浜市出身の40歳。03年8月、ワタナベジムからプロデビュー。スーパーウエルター級とミドル級の2階級で日本、東洋太平洋の2冠を獲得。16年3月の試合を最後に引退。現在は千葉県松戸市のボクシング&フィットネスジム「SOETE(ソエテ)」代表。