プロボクシングWBA・IBF世界ミドル級王座統一戦(9日、さいたまスーパーアリーナ)の前日計量が8日、東京都内で行われ、WBAスーパー王者・村田諒太(36=帝拳)、元3団体統一王者で現IBF王者のゲンナジー・ゴロフキン(40=カザフスタン)ともにリミットの72.5キロで一発パスした。
当初は昨年12月29日に開催予定だったが、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の急拡大による水際対策として政府が外国人の新規入国を原則禁止としたため、ゴロフキン陣営の入国が難しく延期されていた。計量前最後の抗原検査で両選手の陰性も確認され、無事に開催されることが決定した。計量後にはこの日、40歳を迎えたゴロフキンと双子の兄弟のマキシム・トレーナーに主催者などから花束とプレゼントが贈られた。会場は和やかな雰囲気に包まれたが、日本ボクシング史上最大規模のビッグマッチは、いよいよゴングの瞬間を迎える。