“ジャパニーズ・ロッキー”荒川仁人が引退式「新たなステージで切磋琢磨して進む」

2022年06月14日 19:46

格闘技

“ジャパニーズ・ロッキー”荒川仁人が引退式「新たなステージで切磋琢磨して進む」
引退記念スパーリングを終え、あいさつする元日本、東洋太平洋、WBOアジアパシフィック・ライト級王者の荒川仁人 Photo By スポニチ
 プロボクシング元日本、東洋太平洋、WBOアジア・パシフィック・ライト級王者・荒川仁人(40)の引退式が14日、東京・後楽園ホールで行われた。ジムの後輩である三代大訓(27=ワタナベ)と2分2ラウンドのスパーリングを披露。会場に駆けつけたファンに惜しまれながら10カウントゴングを聞き、15年半のプロ生活に改めて別れを告げた。
 荒川は04年2月にプロデビュー。05年全日本新人王に輝き、10年に日本王座を獲得、3度防衛後に返上すると、12年に東洋太平洋王座を獲得した。13年7月にはWBC世界ライト級暫定王座決定戦でオマール・フィゲロア(米国)と対戦。2回にダウンを奪われて判定負けを喫したが、驚異的な粘りが“ジャパニーズ・ロッキー”として海外でも話題となった。

 再起後の16年に再び日本王座を獲得し、17年にはWBOアジア・パシフィック王座も獲得。19年4月にWBOインターナショナル・ライト級タイトルマッチでデニス・ベリンチク(ウクライナ)に敗れたのが最後の試合となった。戦績は41戦32勝(18KO)7敗2分け。同年9月に日本ボクシングコミッションに引退届を提出。コロナ禍で計画していた引退式が延期となっていた。

 現在は府中市にフィットネス&ボクシングジムを開いている荒川は、このタイミングで引退式ができたことを感謝。「期待してくれた人たちの思いを裏切らないように、新たなステージで切磋琢磨しながら進んでいきたい」と話した。

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