総合格闘技イベント「RIZIN.37」(31日、さいたまスーパーアリーナ)の出場選手インタビューが29日、都内で行われた。RIZINワールドGPスーパーアトム級トーナメント1回戦でRENA(31=SHOOTBOXING/シーザージム)と対戦するアナスタシア・スヴェッキスカ(24=ウクライナ)は「良い体調で試合に向けて準備できている。全力を尽くし合いながら見応えのある試合にしたい」と意気込んだ。
アナスタシアは今回がプロ3戦目で、ロシアによる侵攻が始まってからは初めての試合となる。ウクライナの首都キーウを練習拠点にしており、トレーニングを再開させることは大変だったという。母国の状況を聞かれると目を潤ませながら答える場面も。「説明するまでもなく私たちの国は厳しい状況にある。この戦争に対して私がどんな感情を持っているか、うまく言葉にすることはできない。まずは(試合で)勝利を収めてウクライナの国旗を掲げたい。それが私の国や国民に対しての責務であると考えている」と覚悟を語った。