亀田和毅「普通に圧倒できる」30日に神戸で移籍初戦のフェザー級10回戦、前日計量パス
2022年07月29日 14:32
格闘技
昨年12月にメキシコでWBA世界スーパーバンタム級挑戦者決定戦に臨み、ヨンフレス・パレホ(ベネズエラ)を12回判定で下し、IBFとの統一王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)が保持するWBA世界スーパー王座への挑戦権を得ている。試合間隔が空き、フェザー級で自分を試す機会をつくれた。相手のエンカーナシオンは12年ロンドン五輪に出場した実績を持ち、プロ転向後はスーパーバンタム級でWBCとWBAの地域タイトルを獲得し、戦績は19勝(15KO)3敗。和毅は「今回はいいタイミング。いい試合をすればフェザーでもやっていける。それにふさわしい相手だし、きっちり仕留めたい」と意気込む。「めっちゃ暑かった」と猛暑に閉口しながらも、減量を通常より遅いペースに切り替え、脱水状態を避けながら順調にトレーニングを積んだ。
厳しい練習と減量の中で心を癒やしてくれたのは2歳2カ月となった長男・望有(のあ)君だ。「一緒に遊んだりしてリラックスさせてくれます」。昨年12月のメキシコでは勝利後のリングで長男を抱いた。国内の試合に長男を連れて臨むのは今回が初めて。格好いいパパの姿を見せたいところだ。
一方、エンカーナシオンは「和毅は世界ランカーだし、いい選手。私も十分にトレーニングを積んできた。ここで勝てば次は世界タイトルが目標になるし、私にとって重要な試合だ。得意は右ストレート。ほとんどのKOを右で取ってきた。私はパンチも、テクニックもある」と語った。