貴賢神、2戦連続TKO負けも心は折れず「勝負したいし、精進したい」

2022年11月06日 18:39

格闘技

貴賢神、2戦連続TKO負けも心は折れず「勝負したいし、精進したい」 — ＜RIZIN　LANDMARK4＞プロ2戦目も1回TKO負けした貴賢神は顔を腫らし、痛めた右足を冷やしながらインタビューに答える Photo By スポニチ

　総合格闘技イベント「RIZIN　LANDMARK4」が6日に名古屋市のドルフィンズアリーナで行われ、デビュー2戦目に臨んだ大相撲の元幕内・貴源治の貴賢神（フリー）がカルリ・ギブレイン（ブラジル）に1回TKO負けを喫し、2連敗となった。

　顔面を腫らし、右足を引きずりながらインタビュー会場に姿を見せた貴賢神は「悔しいです。日本人と違う打撃のリズムで、映像を見て感じてはいたけど、実際にやってみて、やっぱりやりにくい感じがあった。もっと自分から攻めていく展開をつくりたかった」と反省した。

　今回の試合のテーマは「不撓不屈（ふとうふくつ）」。キャリアも実績も実力も上の相手にひるまず向かっていく気持ちを、元師匠の貴乃花が横綱昇進伝達式で用いた言葉に込めた。序盤からギブレインのプレスに押され、強打を被弾する苦しい展開。貴賢神は「セコンドの声が聞こえない状態になった時に、その言葉（不撓不屈）が頭に浮かんだ」と振り返り、「しばらくは不撓不屈を（自分のテーマとして）使わせてもらいます」と明言した。

　2回TKOで敗れた4月のMMAデビュー戦に続く敗戦。「このままやって勝てる日が来るのか？とは思う」と本音を吐露。それでも「このまま諦めたら何のために、この世界に入ったか分からない。そこは自分の意地で、まだまだ勝負したいと思っているし、精進したいと思う」と、試合だけじゃなく、格闘技人生も“不撓不屈”で進んでいくことを誓った。