具志堅用高 井岡一翔の2団体統一戦を辛口評価「見た目だけなら負けてる」「なぜ前に出なかったのか」

2023年01月07日 07:00

格闘技

具志堅用高 井岡一翔の2団体統一戦を辛口評価「見た目だけなら負けてる」「なぜ前に出なかったのか」
具志堅用高 Photo By スポニチ
 元ボクシング世界王者の具志堅用高(67)が6日までに自身のYouTubeチャンネルを更新。昨年大みそかに行われたWBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔の2団体統一戦を振り返った。
 井岡はWBA同級王者ジョシュア・フランコとの王座統一戦は、プロ32戦目で初の引き分け。WBO王座6度目の防衛に成功したが、WBA王座を奪うことはできず、12年にWBC&WBA統一王者となったミニマム級に続く2団体王座統一はならなかった。

 具志堅は「テレビを見ていた人はフランコにつけるんじゃないかな。見た目だけなら井岡は負けてますね。井岡にもクリーンヒットはあったけど、12ラウンド戦って全体的に井岡の勝ちはなかったと思います」と総括し、具志堅の採点では115―112でフランコが勝ちだった。

 序盤の4ラウンドまで互角に戦っていたが、中盤の5~8Rは全てフランコが取っていたと話した上で「なぜ井岡は前に出ていかなかったのかというね」と疑問を持った。

 「カウンターを狙っていくいつものペースで戦っていたと思うんだけど、イメージがよくないのね」と断言。「ボクシングはパンチを出さなきゃいけないスポーツだから、パンチを打つ数が少ないんですよ。ロープに下がったら前に出なきゃ。変化もつけなきゃいけないけど、1ラウンドから12ラウンドまで同じボクシングじゃないですか。ある時は攻撃したり、ある時は足を使ったり、ボクシングを変えていかなきゃいけないのに最後まで同じボクシングを突き通してる。それだと相手の方が有利なペースですよ」と辛口の評価をした。

 対戦相手のフランコの技術を褒めた上で「井岡はいろんな作戦があったとは思うけど中盤から徹底的に手を出してもよかったんじゃないかなと思います」と締めた。

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