京口紘人 「不利と感じたから偶然のバッティングを装って…」と重岡銀次朗の“無判定試合”を回顧

2023年01月07日 07:00

格闘技

京口紘人 「不利と感じたから偶然のバッティングを装って…」と重岡銀次朗の“無判定試合”を回顧
京口紘人 Photo By スポニチ
 前WBA世界ライトフライ級スーパー王者の京口紘人(28=ワタナベ)が7日に自身のYouTubeチャンネルを更新。6日に行われたIBF世界ミニマム級王者ダニエル・バラダレス(28=メキシコ)に重岡銀次朗(23=ワタナベ)が挑戦した試合を振り返った。
 試合は3回終盤、バラダレスが自ら頭を当てにいっているようにも見える偶然のバッティングから頭部の痛みを訴え試合続行不可能をアピール。レフェリーが試合終了を告げると、会場はため息に包まれた。両手を広げ試合続行をアピールしていた重岡は信じられないような表情を浮かべ青コーナーにうずくまり、悔し涙を流した。当初は3回2分48秒負傷引き分けと発表されたが、IBFルールにより無判定試合と訂正された。

 京口はメインイベントの谷口将隆のサブセコンドに付くためバックステージで映像を見ていた。「めちゃくちゃ悔しいと思う」と素直な感想を述べた。「試合を見ながら負けることはないと思ってたし、このままいけば試合中盤には捕まえるかなと思ってた。銀ちゃん的にはもうそろそろ捕まえられると思ってただろうね」とつづけた。

 そしてバラダレスは重岡と試合をしてみて不利であることを感じていた推測した。「やってみたらキツイと感じたことから3ラウンドの偶然のバッティングを装って、ドロー防衛を狙いにいったのかなと思ってしまった。でもこれは当事者にしかわからない。銀ちゃんからしたら頭じゃなくて首に当たってからあの結果になったからすごい不完全燃焼になったと思う」と話した。

 この試合で改めて世界王者になるためには強さだけでなく運の要素も大事だと感じた京口。「強さとか以上に運の要素っていうのは凄い大きな要素だなと思った。強くてもチャンピオンになれない選手は山ほどいる世界なんで、銀ちゃんにとって運が悪かった日になった」と説明しながらも「銀ちゃんは絶対に世界王者になる選手なので素直に応援したいと思います」と後輩へエールを送った。

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