世界初挑戦が無効試合の重岡銀次朗が練習再開 4・16再戦予定「決まることを願っている」

2023年02月02日 16:07

格闘技

世界初挑戦が無効試合の重岡銀次朗が練習再開 4・16再戦予定「決まることを願っている」
<重岡銀次朗練習公開>練習する重岡銀次朗(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 プロボクシングのIBF世界ミニマム級タイトルマッチ(1月6日、大阪)で世界初挑戦したものの無効試合(無判定)に終わり、王座獲得を逃した同級5位の重岡銀次朗(23=ワタナベ)が2日、都内の所属ジムでジムワークを再開した。試合は3回に起きたバッティングで王者ダニエル・バラダレス(28=メキシコ)が試合続行不可能をアピールしてストップ。重岡陣営は日本ボクシングコミッション(JBC)を通じてIBFへ即時再戦を要望しており、亀田興毅プロモーター(36)はバラダレス陣営と再戦で基本合意するとともに、会場として4月16日の東京・代々木第二体育館を用意したことを明かしていた。
 重岡は試合2日後にユニバーサル・スタジオ・ジャパンへ遊びに出かけ、先月13日からは故郷の熊本へ戻って2週間リフレッシュ。「9~10キロの減量が一瞬で戻るぐらい、いっぱい食べました。人に会うたびに“かわいそう、残念だったね”と食べものをもらって。残すわけにもいかないので、食い続けてました」と話して笑いを誘ったが、「あの試合は毎日思い出します。最初はイラつきだったけど、徐々に悔しさや、もっとこうできたというのもあった。次の試合までに進化するにはどうしたらいいか考えて過ごしていた」と話した。試合の映像も「リングに上がって勝てなかったのは初めてなので、この悔しさを忘れちゃ行けない」と何度も見返していると明かした。

 亀田プロモーターはめまいや聴力の異常を訴えたバラダレスがバッティング直前に右フックを被弾しており、バッティングの影響ではない可能性を指摘。重岡陣営とJBCがそれぞれ検証を行い、写真付きの検証結果とともにIBFへ再戦の要望を送ったと明かし、「近々、IBFから何らかの回答がjBCへ届くと思う」との見通しを示した。シャドーボクシングで汗を流した重岡は「結果が覆るとかは考えていない。もう1回、同じ選手とベルトを懸けてやらせてもらえれば文句はない。4月16日に決まることを願っています」と切実に訴えた。再戦では負傷判定となる4回まで慎重に戦うことも考えられるが、「次はもっと中で、お互いにバチバチというシーンをつくれたら。1回から前に出て、殴り合って早く決着をつけたい」と意気込んだ。

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