具志堅用高 Sバンタム級転向の井上尚弥と対戦有力のフルトン分析「怖い選手じゃないけどやりづらい」

2023年02月02日 19:18

格闘技

具志堅用高 Sバンタム級転向の井上尚弥と対戦有力のフルトン分析「怖い選手じゃないけどやりづらい」
具志堅用高 Photo By スポニチ
 元ボクシング世界王者の具志堅用高(67)が2日までに自身のYouTubeチャンネルを更新。バンタム級初の4団体統一王者となりスーパーバンタム級に転向する井上尚弥(29=大橋)と今春に日本で対戦する条件で合意したと報道されたWBC&WBO統一世界スーパーバンタム級王者スティーブン・フルトン(28=米国)について分析した。
 米スポーツ専門局ESPNは1月18日、プロボクシング前4団体統一世界バンタム級王者の井上尚弥(29=大橋)と、WBC&WBO統一世界スーパーバンタム級王者スティーブン・フルトン(28=米国)が今春に日本で対戦する条件に合意したと報じた。同日の第一報では対戦交渉中としていたが、情報筋によると、日時は未定ながら5月の開催を目指しているとし、米国内では午前中の時間帯にESPN+が配信予定と新たに伝えた。井上の試合は日本時間の火曜日が多いとも記した。

 試合が正式決定した場合、フルトンのリーチが179センチ、尚弥のリーチが171センチと差がある。具志堅は「バンタム級でも相手はみんなリーチが長かったんじゃない?ただ、いきなりのスーパーバンタムなら体がちょっとまた一回り違うような気がするんですよ」と体格差を気にした。

 しかし「スピードとパンチ力は問題ない。逆に当たったら相手が倒れるんじゃない?」と尚弥がフルトンを倒す可能性もあると語った。そしてフルトンはフェザー級への転向も視野に入れていたため、「計量パスするまでは大変だと思いますよ」と最高のコンディションを作れるか心配した。

 フルトンの試合を見て「怖い選手じゃないね」と断言。「ただやりづらいね。テクニックというかしつこさがあります。どのパンチが出てくるかわからないんですよね。でもパンチの強さは感じられない。あとクリンチが多すぎる。負けないボクシングをしてくると思います」と分析した。

 階級転向後初戦で2団体チャンピオンに挑戦することについて「普通の人では考えられてない。井上チャンピオンの今までの試合内容を見てたら、パッキャオがどんどん階級を上げていった時の強さがある。安心感がある」と世界で伝説になるような選手たちと同じ安心感があると評価した。

 勝てば年内に史上初となる2階級4団体統一の可能性も出てくる。「今年1年は楽しみですね。2階級で4団体統一する可能性は高いですね。日本で開催出来ればいいですね。スーパーバンタム級で4団体獲るのが大きな目標じゃないかな?」と尚弥の史上初の快挙に大きな期待を寄せた。

おすすめテーマ

2023年02月02日のニュース

特集

格闘技のランキング

【楽天】オススメアイテム