【一問一答】井岡 大麻成分検出騒動に改めて不信感「試合を中止しようとさせているのかな?って」

2023年06月24日 23:59

格闘技

【一問一答】井岡 大麻成分検出騒動に改めて不信感「試合を中止しようとさせているのかな?って」
<WBA世界Sフライ級TMフランコ×井岡>試合後報道陣の質問に答える井岡(撮影・島崎忠彦) Photo By スポニチ
 WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチが24日、大田区総合体育館で行われ、前WBO王者の井岡一翔(34=志成)がジョシュア・フランコ(27=米国)とのダイレクトリマッチに3―0の判定で勝利した。大麻成分検出騒動に揺れる中、自身3度目となった再戦を白星で飾り、昨年大みそかドローに終わったフランコと完全決着をつけることに成功した。
 試合後の井岡との一問一答は以下の通り。

 ――相手の重さは感じた?

 「そこを意識して戦ってなかった。逆に考えたくなかった。それを言い訳にして戦いたくなかったので、そこは何も考えずに自分との勝負に集中して戦い抜きました」

 ――当日計量は59キロがリミットだったが、そこに関しては?

 「試合として成立してリングに上がらないと意味がないと思っていた。二転三転あったけど、ここまで来て何があっても戦いたかった」

 ――12回が終わって判定を待つまでの心境は?

 「終わった瞬間は充実してました。自分との闘いをやり切ったという気持ちだった。自分と向き合っている感覚で勝ったなと思いました。戦い抜く姿勢を応援してもらっている人に見せたかったので、その気持ちが出ました」

 ――2回からラッシュかけたあたりの手応えは?

 「駆け引きは考えてなかった。ラウンドのことは考えずにたたきのめすというか、抜いた刀を振り抜かないと自分がやられるという危機感で自分を追い詰めてやっていた。自分の直感で今いくしかないと考えていた」

 ――大麻成分検出騒動などによるメンタル的な影響は?

 「自分自身に対して後ろめたいことは1ミリもしてないので動じない。自分がどう過ごしてるかは自分が一番分かっている。(試合直前に発覚したことについて)大みそかの試合終わって5カ月も6カ月も経って両陣営が同意してWBAが承認してくれてるのに今になって?って。それは僕たちとしても戸惑う。もっと早く対処できたのに5月の半ばに出て、とても不信な気持ちになる。この試合を中止しようとさせているのかな?って不安を抱く。そこに対しての不満がある」

 ――エストラーダとの対戦に向かいたい?

 「もちろん。世界中の誰もが知っているエストラーダ選手と戦える、あともう少しのところまで来ているので、それをまずは実現させたい」

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