香港プロレスが史上最大のビッグマッチ開催!元WWE選手が「注目すべき」と語るアジアのマーケットとは

2023年09月24日 12:00

格闘技

香港プロレスが史上最大のビッグマッチ開催!元WWE選手が「注目すべき」と語るアジアのマーケットとは
香港プロレスの史上最大のビッグマッチに参戦した選手たち。(左から)ホーホー・ルン、ジェイソン・リー、リッキー・マルビン(撮影・酒井卓也) Photo By スポニチ
 香港プロレスは23日、団体史上最大規模のビッグマッチを香港・ハッピーバレーで開催した。ドラゴンゲートのジェイソン・リーやノアで大活躍していたリッキー・マルビンなど、日本でもなじみのあるレスラーが参戦した。
 香港プロレスはドラゴンゲートなどとの交流もあり、16年から19年にかけて国内で人気が急上昇した。その中で20年初旬に団体最大級のビッグマッチを予定していた。しかし新型コロナウイルスの影響で大会中止。そこから3年間は団体としての活動が出来なかった。今年3月に3年ぶりとなる大会を開催して活動再開。国内ファンの応援もあり、今回、香港史上最大のビッグマッチ開催となった。

 香港出身で世界最大のプロレス団体の米国「WWE」に所属していたホー・ホー・ルンは「ファンがとても協力的なところが良いところ」と香港プロレスの良さを語り、22年からはレスリングトレーニングなどができる施設もできたという。

 しかしまだ懸念点もある。若手レスラーのほとんどがフルタイムの仕事を抱えながら選手としても活動。ジェイソンは「仕事の人もいれば趣味でやっている人もいる。日本のレスラーは数多く試合をやれるけど、香港プロレスの選手は年間数試合しか戦わない選手もいる。だから難しい部分もある」と現状について話しつつも、「みんな頑張ればレベルは上がる。これからだね」と香港のレスラーたちの技術向上を期待した。

 12年以降、日本以外のアジアの国々で多くのプロレス団体が旗揚げした。ホーはアジアを含めて様々な国でプロレスを経験して、香港プロレスと海外団体の架け橋となってきた。その中でも現在注目しているのはシンガポールだという。「シンガポールのプロレスは高い水準にあります。WWEのNXTにシンガポール人初のダンテ・チェンもいます。そういう意味でもプロレスビジネスとして注目すべき場所です」と高いレスリング技術を指摘しただけでなく、ビジネスとしても可能性がある場所だと力説した。(酒井 卓也)

 ≪日本でもなじみのある選手たちが躍動した団体史上最大のビッグマッチ≫香港プロレス史上最大のビッグマッチでドラゴンゲート勢が躍動した。休憩明けにマッチメークされたドラゴンゲートスペシャルタッグマッチ。香港出身のジェイソンとJACKY“FUNKY”KAMEIによる「NATURAL VIBES」ダンスで会場は大盛り上がり。試合もジェイソンがマキシマムドライバーで凱旋勝利を飾った。セミファイナルではリッキーが場外への豪快トペ・スイシーダで会場の最高潮に。最後はジャーマンスープレックスで試合を締めた。

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