カシメロ 4回27秒でまさかの負傷引き分け Sバンタム級10回戦は偶然のバッティングで小国が頭部負傷

2023年10月12日 20:52

格闘技

カシメロ 4回27秒でまさかの負傷引き分け Sバンタム級10回戦は偶然のバッティングで小国が頭部負傷
<スーパーバンタム級10回戦 カシメロ・小国>1回、攻める小国(撮影・大城 有生希)  Photo By スポニチ
 【FEDELTA presents TREASURE BOXING PROMOTION 4 スーパーバンタム級10回戦 ( 2023年10月12日    東京・有明アリーナ )】 元世界3階級制覇王者ジョンリール・カシメロ(34=フィリピン)が元IBF世界スーパーバンタム級王者・小国以戴(35=角海老宝石)と対戦したがまさかの4回負傷引き分け。WBC&WBO世界同級王者・井上尚弥(30=大橋)の挑戦につなげる勝利とはならなかった。
 世界戦さながらの雰囲気の中で行われたノンタイトル10回戦。日本で初めての試合に臨んだWBO世界同級3位カシメロが開始のゴングと同時に飛び出すと、いきなり上下に強打を浴びせ、ガードの上からでもパンチを打ち込んだ。2回にも右オーバーハンドで顔面を捉えたが、4回に偶然のバッティングで小国が頭部をカット。試合続行不可能と判断され4回27秒で引き分けとなった。

 カシメロは20年4月に当時WBA&IBF同級統一王者だった井上と3団体統一戦を行う予定だったが、コロナ禍で中止に。それ以降、挑発的な発言を繰り返し、井上との対戦を希望してきた。11日の会見でも「小国を倒してから次は井上尚弥だ」と豪語し「(井上戦は)ファンの皆さんが希望している一戦。もしそれが実現したら井上尚弥はその決断を後悔するだろう」と挑発していたがこの日は不完全燃焼に終わった。

 ▼カシメロ 早く終わらせたかったが、お客さんがいっぱい来ていてたのでもっと長く試合をしたかった。5、6回でKOを狙っていた。今回はライトトレーニングしかしていないが、井上とやるならハードに練習して本当の力を見せたい。次は誰でもいい。もちろん本当に尚弥とやりたい。小国の実力はあんなものなんで、再戦をやる必要はない。

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