カシメロ 負傷引き分け「本当に尚弥とやりたい」と要求も…大橋会長「井上とやるなら練習しなきゃダメ」

2023年10月12日 23:28

格闘技

カシメロ 負傷引き分け「本当に尚弥とやりたい」と要求も…大橋会長「井上とやるなら練習しなきゃダメ」
試合後会見に臨むカシメロ(撮影・大城 有生希)  Photo By スポニチ
 元世界3階級制覇王者ジョンリール・カシメロ(34=フィリピン)が元IBF世界スーパーバンタム級王者・小国以戴(35=角海老宝石)と対戦したが、まさかの4回負傷引き分け。WBC&WBO世界同級王者・井上尚弥(30=大橋)の挑戦につなげる勝利とはならなかった。
 世界戦さながらの雰囲気の中で行われたノンタイトル10回戦。日本で初めての試合に臨んだWBO世界同級3位カシメロが開始のゴングと同時に飛び出すと、いきなり上下に強打を浴びせ、ガードの上からでもパンチを打ち込んだ。2回にも右オーバーハンドで顔面を捉えたが、4回に偶然のバッティングで小国が頭部をカット。試合続行不可能と判断され4回27秒で引き分けとなった。

 まさかの結末にカシメロは「早く終わらせたかったが、お客さんがいっぱい来ていたのでもっと長く試合をしたかった」と口にしつつも「小国の実力はあんなものなんで、再戦をやる必要はない」と再戦を否定した。

 今回の試合前から尚弥との対戦を要求していたカシメロ。「今回はライトトレーニングしかしていないが、井上とやるならハードに練習して本当の力を見せたい。次は誰でもいい。もちろん本当に尚弥とやりたい」と改めて対戦要求した。

 しかし尚弥が所属する大橋ジムの大橋会長は「井上とやるならもうちょっと練習しなきゃダメじゃないかな。すぐ息が上がっていたし…」と尚弥との対戦を否定。

 その上で「もう一回試合やってもらって、最初の1回の勢いで倒してくれれば“おおっ”という感じだったが、スタミナ切れちゃったようだし、5回過ぎたらどんな展開になっていたか分からない。次も決まっていないが候補の1人。1回の迫力は井上と対戦したらスリル満点になるね」と言葉をまとめた。

おすすめテーマ

2023年10月12日のニュース

特集

【楽天】オススメアイテム