東洋太平洋王者の栗原がまさかの1回TKO負け…わずか1分で初防衛に失敗し、会見で涙「記憶が途絶えた」

2023年10月12日 21:41

格闘技

東洋太平洋王者の栗原がまさかの1回TKO負け…わずか1分で初防衛に失敗し、会見で涙「記憶が途絶えた」
<OPBF東洋太平洋バンタム級タイトルマッチ 栗原・サルダール>1回、KOで敗れた栗原(撮影・大城 有生希) Photo By スポニチ
 【FEDELTA presents TREASURE BOXING PROMOTION 4 東洋太平洋バンタム級タイトルマッチ12回戦 ( 2023年10月12日    東京・有明アリーナ )】 王者・栗原慶太(30=一力)がまさかの1回TKO負けだ。WBC3位、IBF4位など世界ランクで上位につけ、世界挑戦への足がかりにしたい試合。陣営の作戦は右を警戒しながら序盤は耐えて中盤から後半にかけてKO狙い。しかし、その思惑は早々と崩れた。
 1回序盤、相手の右フックでダウンを喫すると、再び右フックを浴びて2度目のダウン。王者は立ち上がったものの、サルダールの猛攻を受けロープを背に棒立ち。レフェリーが試合を止め、わずか1回1分TKO負けとなった。

 大喜びのサルダール陣営とは対照的に栗原はファンに謝罪しながら引き揚げた。「2回目のダウンから記憶が途絶えた」と試合の内容は控室で確認したという。「気をつけていたもの(相手の右)を初っぱなからもらってしまった。実力不足です」

 会見では比較的冷静に振り返っていたが、今後について問われると、こらえていたものがどっと湧き出た。「終わって振り返った時に反省の言葉が出た。まだ続けたいんだなっと」と語ると、涙が止まらなかった。「(有明は)大きな会場で、入ったときにうれしいと思った。リングの中に入っては上がることもなくいつも通りの入りでやれた」。

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