【プロボクシング 54・8キロ契約 ルイス・ロブレス―那須川天心 ( 2024年1月23日 エディオンアリーナ大阪 )】
那須川天心(帝拳)のプロ3戦目の相手でWBA、WBO世界バンタム級14位ルイス・ロブレス(メキシコ)が18日、都内の帝拳ジムで練習を公開した。17日に来日した世界ランカーはこの日、シャドーやサンドバッグ打ちで軽快な動きを披露。ミット打ちでは高速連打や鋭い左アッパーを繰り出した。那須川については「グレートな選手だが私も同じ。優れた選手同士でいい試合になるだろう」とにやり。8歳から競技を始めアマ戦績は100戦を超えるなど、初のKO勝利を狙う那須川の前に立ちはだかる。
名伯楽も初の日本での試合を後押しする。元世界6階級制覇王者のオスカー・デラホーヤら29人の世界王者を育ててきたイグナシオ・ナチョ・ベリスタイン・トレーナーが同行。「(那須川は)エクセレントなボクサーだ。日本人のサウスポーは強いことが心配」とべた褒めの一方で、「テクニック的にはロブレスの方が優れている。サウスポーに勝つために練習をしてきたし、彼は(私が育てた)30人目の世界王者になる可能性がある」と6年間指導する愛弟子の勝利を期待した。