【ボクシング】岩田翔吉「今まで見せていない部分を」 元世界王者クアルトとの“世界前哨戦”で完勝誓う

2024年01月19日 15:02

格闘技

【ボクシング】岩田翔吉「今まで見せていない部分を」 元世界王者クアルトとの“世界前哨戦”で完勝誓う
前日計量をクリアした岩田(左)とクアルト Photo By スポニチ
 プロボクシングライトフライ級8回戦の前日計量が19日、都内で行われ、WBO、WBC世級同級1位の岩田翔吉(27=帝拳)がリミットを100グラム下回る48・8キロでパスした。世界初挑戦で判定負けした22年11月から次戦で再起3戦目。「コンディションは絶好調。昨年8月の試合からトレーニングの強度を上げて心も体も強くなった。ボクシングの幅も広がった手応えがあるので明日はリング上でそれを出したい」と闘志を燃やした。
 22年11月にWBO世界ライトフライ級タイトルマッチで王者ジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)に敗れプロ初黒星を喫した。「あの頃は未熟だったと感じている。でも負けたからこそ人間としてもボクサーとしても成長できた。プラスに捉えている」と敗戦を糧に、今月23日に世界戦に臨むWBA世界フライ級1位ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)のスパーリングパートナーを務めながら、走り込みでもフィジカルトレーニングでも自身が納得のいく調整を積んできた。

 対戦相手レネ・マーク・クアルト(27=フィリピン)は昨年4月に、IBF世界ミニマム級暫定王座決定戦で重岡銀次朗(24=ワタナベ)と対戦。9回TKO負けも初回に重岡銀からダウンを奪うなど、強打も見せた元世界王者に「いい選手。アグレッシブでパワーもある。対戦できることをうれしく思う」と敬意を表し「攻撃のバリエーションや、差し合いや崩し合いをなどの細かい部分をしっかり取り組んできた。それを見せたい」と拳を握った。

 同世代のWBA世界バンタム級王者の井上拓真(28=大橋)や元世界3階級制覇王者でWBO世界スーパーフライ級1位の田中恒成(28=畑中)は来月に世界戦を控える。「自分もそこ(世界戦)を目指しているので明日の試合は内容が重要になってくる。今まで見せていない部分を見せつつ倒したい。楽しみだし自信があります」と“世界前哨戦”の快勝を誓った。

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