【ボクシング】アマ10冠・藤田健児 プロ6戦目で念願のタイトル戦へ「触らせず一方的に倒す」

2024年01月19日 15:30

格闘技

【ボクシング】アマ10冠・藤田健児 プロ6戦目で念願のタイトル戦へ「触らせず一方的に倒す」
計量をクリアした藤田(左)とアンボ Photo By スポニチ
 ボクシングアマ10冠の藤田健児(30=帝拳)が19日、WBOアジア・パシフィック・フェザー級王座決定戦の前日計量に臨み、リミットを100グラム下回る57・0キロでパスした。プロ6戦目でのタイトル初挑戦へ「前回の試合後(昨年10月)からこれ以上ないくらい準備してきた。明日の相手はめちゃくちゃ強い訳ではないので、触らせず一方的に倒して勝ちたい」と強気に話した。
 初のタイトル戦でのテーマは「浮かないパンチ」。「これまでは倒すことを目標にやってきたが、倒しに行くとパンチが浮いてしまう。そこを見直した」と元世界2階級制覇王者の粟生隆寛トレーナーとともに、昨年10月の試合から“脱力”することを重点的に取り組んできた。

 また週1回、粟生トレーナー指導の下、ジムの仲間と共に代々木公園のトラック走も敢行。「誰でも走り込みは好きじゃないと思う。あれでメンタルが鍛えられました」と精神面での成長も口にした。

 この日、30歳の誕生日を迎え「ずっとまだ俺はベテランではないと思っていたが、現実的には下の世代も多いし、若くはないんだと感じた」と苦笑いを浮かべながら「明日の試合を皮切りに世界への扉を開けていきたい。そのために内容が大事になってくる」とキャリア中盤で重要な位置づけとなる一戦を見据えた。

おすすめテーマ

2024年01月19日のニュース

特集

【楽天】オススメアイテム