元世界王者の矢吹正道 3・16名古屋で復帰戦「勝って、年内には世界タイトルへ」

2024年01月25日 15:41

格闘技

元世界王者の矢吹正道 3・16名古屋で復帰戦「勝って、年内には世界タイトルへ」
3月の復帰戦へ意気込みを語る元WBC世界ライトフライ級王者・矢吹正道 Photo By スポニチ
 プロボクシング元WBC世界ライトフライ級王者の矢吹正道(31=LUSH緑)が25日、名古屋市緑区の所属ジムで会見し、3月16日にポートメッセ名古屋第3展示館で元WBO同級15位ケビン・ビバス(ニカラグア)を相手に復帰戦に臨むと発表した。
 「この試合に勝って、年内にはフライ級かライトフライ級で世界タイトルにからめたらいいなと思う」

 矢吹は昨年5月のスパーリング中に左アキレス腱を断裂。一時は「引退を考えた」ものの、弟の力石政法をはじめ周囲から励まされ、世界王座へ返り咲きを目指すと決意。手術から2カ月後には装具なしで歩けるようになり、同9月頃には走れるまでに回復し、サンドバッグやミット打ちに本格的に取り組んだ。担当医から「こんなに回復が早い人はいない」と驚かれたという。現在の練習状況について「スパーリング以外は(ケガ以前と比べても)100%の力を出してやっている。スパーはアキレス腱に負担がかからないよう戦い方を考え、引き出しを増やしている感じ」と説明。順調なようだ。

 昨年1月のIBF世界ライトフライ級2位決定戦に同級8位として臨み、同級7位ロナルド・チャコン(ベネズエラ)を11回TKOで下しており、現在も同級2位にランクされたまま。また、他団体でもWBOで5位、WBAで6位、WBCで10位につけている。世界再挑戦に向け、重要な復帰戦となる。

 対戦相手のビバスは7勝(2KO)1敗の右構え。昨年10月にWBO同級の暫定王座決定戦でレネ・サンチアゴ(プエルトリコ)に12回KO負けし、これが再起戦となる。その印象について「まだ10秒ぐらいしか映像を見ていない」と前置きした上で「ガツガツ来る選手なのかな」とだけ語った。まず自身の状態を整えることに集中している。

おすすめテーマ

2024年01月25日のニュース

特集

格闘技のランキング

【楽天】オススメアイテム