ボクシング但馬ミツロはブリッジャー級初戦でプロ初黒星 試合後は病院へ

2024年03月31日 17:00

格闘技

ボクシング但馬ミツロはブリッジャー級初戦でプロ初黒星 試合後は病院へ
但馬ミツロ Photo By スポニチ
 ボクシングイベント「3150FIGHT vol.8」が31日、名古屋国際会議場で開催され、ブリッジャー級に相当する224ポンド(101・6キロ)契約8回戦はWBC世界同級23位の但馬ブランドン・ミツロ(KWORLD3)が同29位のアレクサンドル・ジュル(ルーマニア)に8回判定0―3(72―79×3)で敗れた。試合後はストレッチャーに乗せられ、車で病院へ向かった。
 重岡銀次朗が防衛に成功した第5試合後、リングであいさつに立った亀田興毅氏は「但馬ミツロはプロの試合の厳しさを思い知らされたと思います。真剣勝負のリングではいろいろなドラマがある。これからも皆さんに応援してほしい。私は必ず但馬ミツロの次の舞台をつくり続けます」などと話し、プロモートする但馬を今後も全面バックアップすることを約束した。

 試合は完敗だった。但馬は4つの地域タイトル獲得経験があるベテランに圧倒された。2回は右アッパーを効かされ、ダウンを奪われた。再開後も右ストレートや左右フックを浴びて鼻から出血。続く3回は相手の左アッパーで足元がふらつく場面があった。

 但馬は左ボディー、いきなりの右で対抗しようとするものの、単発で劣勢を覆すには至らない。そのままワンツーや時に左右を振り回すジュルに主導権を握られ続けた。

 ブリッジャー級は200ポンド(約90・7キロ)から224ポンド(約101・6キロ)の間で、クルーザー級とヘビー級の間に位置する。2020年にWBCが新設し、昨年12月にWBAも追随した。但馬は増量で昨夏に127キロに達した体重を「いいトレーニング、いい食事でナチュラルに」絞り、きっちり仕上げたはずだった。当面はブリッジャー級で世界タイトルを目標に掲げるものの、厳しい結果を突きつけられた。

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