亀田興毅氏が「3150FIGHT vol.8」を総括「ドラマが生まれる。ただ、疲れました」 

2024年03月31日 21:11

格闘技

亀田興毅氏が「3150FIGHT vol.8」を総括「ドラマが生まれる。ただ、疲れました」 
<3150FIGHT>亀田プロモーション代表取締役社長・亀田興毅氏(撮影・椎名 航) Photo By スポニチ
 ボクシングイベント「3150FIGHT vol.8」が31日、名古屋国際会議場で開催され、終了後にイベントを手がける亀田興毅氏が総括した。世界戦の重岡兄弟はIBF王者の銀次朗が2回KOで2度目の防衛に成功した一方、兄でWBC王者の優大は判定1―2で敗れ、王座から陥落した。
 「勝つ者がいれば、負ける者もいる。僕はプラットフォーム、選手が活躍できる舞台をつくっています」と自身の立場を改めて説明した上で「興行全体を通して白熱した試合が多かった」と盛り上がりに手応えをつかんだ様子。ただ、今回は複数の対戦相手変更など、さまざまなトラブルが発生しており「何かが起こる3150FIGHT。だからドラマが生まれる。ただ、疲れました」と苦笑いを浮かべた。

 世界王座を防衛した銀次朗について「圧勝で、まさにチャンピオンという強い試合だった」と称えた。優大について「際どい試合だった。ダウンを奪われたラウンド以外は取っているところもあった。だから実際に判定が分かれた。陣営が今後をどう考えるかですが、優大選手が活躍できる場をつくります」と話した。

 また、敗戦後に車で病院へ向かった但馬ミツロについて体調に問題がない様子であることを報告。その上で「厳しいカードだとは思っていた。でも可能性を感じた。あれだけパンチをもらっても勇敢に前へ出た。“まだまだできる”奥行きを感じました」とプロ初黒星をきっかけ進化することを期待した。

 また、興行内では、次回興行を6月23日に滋賀県で実施すると発表した。「全国各地でボクシング興行をやっていきたい。全国の人が生でボクシングを見られるように」。業界全体の底上げを目指し、今後も精力的に活動することを約束した。

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