【浜田剛史の目】堤の勝因は手数とスタミナと根性 技術で勝る井上拓真は自信過剰だった
2024年10月13日 22:58
格闘技
10回のダウンはかわいそうではあった。バランスを崩して、ロープがなかったら倒れていたとレフェリーは判定したのだろうが、効いてはいなかった。ただ、ジャッジの採点ではダウンがなくても結果は変わらなかった。井上拓のクリーンヒットよりも堤の手数が勝ったということ。白熱したいい戦いだった。
岩田は2年前に失敗した反省を生かして万全の体調で戦えた。スピードもあり、2年間準備してきたボクシングを出せた。長いラウンドになっても問題なかっただろう。
ユーリ阿久井は相手にプレッシャーをかけ続けて、しっかり勝った。ただ、思っていたほどポイントを取れず、追い方に工夫が必要だ。ロープやコーナーへ追いつめ、ボディーから顔面への攻撃につなげることができれば、もっとポイントを取れたし、ダウンを奪うチャンスも増えただろう。
寺地は打ってよし、離れてよしのボクシングだった。階級を上げて、減量もラクになった分、スピード、体力、パンチの切れも上がっていた。(帝拳ジム代表、元WBC世界スーパーライト級王者)
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