体重超過のジョンリール・カシメロは1回TKO勝ち 京口紘人はラバーマッチで判定勝ち
2024年10月13日 23:09
格闘技
メインイベントが消滅する危機から脱したカシメロは、1回から猛打をさく裂させた。右ボディー、左フックで攻め、右ストレートを当てると相手がぐらついて右手をついた。開始18秒でのダウン。その後はサンチェスが反撃に出たが、1分40秒すぎには左フックを顔面にヒットさせて2度目のダウンを奪った。なんとか立った相手に連打を浴びせ、残り20秒でレフェリーが試合を止めた。
“お騒がせ男”は試合後も悪びれた様子はなかった。「昨日はオーバーウエートだったが、減量なんて関係ない。自分はとにかく倒すということ」と言い切った。当日計量については「5時間食べるのを我慢したが、その後はいっぱい食べた」とのんきに振り返るなど、反省の色は感じられなかった。
以前から井上尚弥(31=大橋)との対戦を要望し続けている。この日も「次回はイノウエと戦いたい。いつでも、どこでも戦う」とスーパーバンタム級4団体統一王者に向けてほえた。
圧倒的なパンチ力を見せつけたが、周囲の味方は冷ややかだった。U―NEXTのライブ配信で解説を務めた元IBFスーパーバンタム級王者・岩佐亮佑氏は「胸くそ悪い」と体重超過のカシメロに不快感を表し「あんなバカとやっていると滅びると思う」とまでぶちまけた。
セミファイルのフライ級10回戦では、元世界2階級制覇王者でIBF世界同級11位の京口紘人(30=ワタナベ)がWBA世界同級4位のビンス・パラス(25=フィリピン)に2―0(96―94×2、95―95)で判定勝ちした。IBF世界ミニマム級王者だった18年5月20日の対戦では3―0で判定勝ちしたが、今年5月11日の対戦では0―3で判定負け。一時は引退も口にした中で、ダイレクトリマッチのラバーマッチでは常に前に出続けて勝利。3階級制覇に向けて再び歩み始めた。
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