若狭勝氏 伊東純也と告訴女性ともに書類送検、今後は展開は「双方不起訴になる可能性が高い」
2024年07月03日 12:20
芸能
伊東は昨年6月、大阪府内で日本代表の試合を終えた後、女性2人と会食した後、ホテルで酒に酔った状態で同意なく性行為を強要したとして、刑事告訴されていた。これに対し、伊東側は女性2人の告訴を虚偽だとして刑事告訴していた。
若狭氏は、伊東側、女性側の双方が書類送検されたことに「結論から言うと、パターンとしては少なからずある」と言い、「要するにベースとなっている事実、ホテルでの性加害があったか、ないかとか、それがうそだったかどうかというベースになる事実は一つなので、捜査が一つの事実についてずっと続けられて、捜査を尽くしたということなので両方とも同時に書類送検を行うというパターンは、こういうケースの時は少なからずあると思います」と説明。
そのうえで、今後は、3カ月以内に判断が出る可能性もあるとし、(1)伊東が起訴されて女性2人が不起訴(2)伊東が不起訴で女性2人が起訴(3)伊東、女性2人ともに不起訴――の3パターンに言及。若狭氏は、この中で、最も可能性が高いのが(3)だと話した。
そして、その理由について「準強制性交ということで告訴されていたんですが、その犯罪というのは認められれば、かなり重大で悪質な犯罪ということなので、伊東選手側は否認している。“やっていない”“そういうことには及んでいない”と供述しているということになると、逮捕されてもおかしくないくらいの事案なんです。ところが今回、逮捕されることもなく書類送検で送られているということだとすると、警察において、この準強制性交罪は認められるというようなことが証拠的に難しいという判断がなされた可能性があると思う」と推察。「ですから今後、検察の検事が捜査、あるいは取り調べをするんですが、警察がそういう判断をしている可能性が高いとすると、検事の方で、これは間違えなく準強制性交罪が証拠上、成立するということを逆に判断する可能性というのはむしろ少ない」と話した。
また、「女性の方は虚偽告訴ということなんですが、準強制性交が結局、証拠上はっきりしないということだとすると、それとタイアップして今度は逆に反射的に、反面的に虚偽告訴の方も、それもでっち上げだったかということもあいまいなままに終わってしまうということだとすると、両方とも起訴できないとなる可能性が多いと私は思います」と自身の見解を述べた。
最後に「分かりにくいのですが、刑事事件の場合は、不起訴というのは、真っ白で不起訴という場合もありますが、証拠が伴わないから不起訴ということもある。そもそもあいまいでよく分からないという時も不起訴になる。逆にいうと、虚偽告訴の方もそれにつられて、でっち上げだったか、真実を言っていたのかということについても、ちょっとあいまいなままになってしまう。その意味においては、非常に消化不良には確かになると思う。でも、平時事件の手続き的にそういう処分というは十分にあり得るということはいえると思う」と補足して説明した。
伊東の代理人弁護士を務める加藤博太郎氏は2日、東京都内で会見し「肌感覚としても不起訴の公算が強いのではないかと思っている」と見解を説明。伊東が「早く日本代表に戻りたい。早期の捜査終結を望んでいる」と話したことも明らかにした。
一時はスポンサーを務める各企業がイメージやコンプライアンスを重んじ、公式サイトから伊東の名前と画像を削除。だが現在はクレディセゾンが広告起用を再開している。関係者によると来季からSランスのサプライヤーとなるスポーツ用品メーカーのプーマ社も起用する方針を示しているという。